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株式会社アクアキャストは27日、独自のコーデックを利用することで、第3世代、および第3.5世代携帯電話向けに、最大30fpsの映像を配信できるストリーミング配信サービス「MediaCast Movie」を発表。サービス事業とライセンス販売を開始すると発表した。 アクアキャストが運営している携帯電話向け動画配信サイト「シネトレ劇場」にて、27日より同サービスを利用した映画予告編動画を配信するほか、角川書店のiモード公式サイト「mobile Newtype」や、アルパインの「モービル・メディア・ステーションX07」の携帯向けサイトなどでプロモーションツールとして既に利用されている。また、松井証券のサイトでも採用が決定しているという。 最大の特徴は、MPEG-4の圧縮率を上回るという独自開発のフレーム間ベクターコーデック技術を採用したこと。人間の視覚の観点より特徴点を抽出して圧縮するもので、モスキートノイズの無い映像を実現。150kbps程度の帯域でも30fpsのなめらかな動画を配信でき、画質を落とすことなく拡大/縮小も可能だという。 再生には専用アプリ「MediaCast Player」を使用。コンテンツの一時停止や早送り/巻き戻し/ズームなどの操作が可能。通信を一旦中断した後のレジューム再生もサポート。VOD形式の動画配信だけでなく、ライブ形式にも対応する。 同社ではこの特徴を活かして高画質な映画やプロモーション映像の配信、サッカーなどの動きの早いコンテンツの配信、多目的ビューワを使った広告連動型コンテンツの配信などの活用例を挙げている。
今後は大手通信キャリアやISP事業者、テレビ/ラジオ局などの放送事業者、レコード会社、モバイル系コンテンツプロバイダなどに向けてサービスを提案していく予定。
□アクアキャストのホームページ
(2006年11月27日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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