|
富士通株式会社は、HD映像ソースをリアルタイムにH.264エンコード可能なエンコーダ/デコーダLSI「MB86H50」を開発、2007年3月より販売開始する。サンプル価格は15,000円。 HD品質のソースをリアルタイムにH.264 HighProfile Level 4.0方式でエンコード可能なLSI。音声はドルビーデジタル方式でエンコードする。これらの処理を汎用製品で実現したのは初という。 対応解像度は1,440×1,080ドット(60i/50i)、1,280×720ドット(60p/50p)、720×480ドット(60i)、720×576ドット(50i)。最高ビットレートは20Mbps。音声は最大2チャンネルで、ドルビーデジタルのほか、リニアPCM、MPEG-2 AAC、MPEG-1 Audio Layer2にも対応可能。 動作数は数は27MHz/108MHz、消費電力は600mW(Typ,1.2Vエンコード時)。富士通研究所が開発した独自のアルゴリズムを採用。チップ内に256Mbitメモリを2個内蔵し、LSI内のロジックとメモリの最適化設計により、小型低消費電力を実現した。製造プロセスは90nm。 同社では、ポータブルAVプレーヤーや、HDDレコーダ、ホームネットワーク機器などでの利用を想定している。今後1,920×1,080ドットのフルHD対応も目指し、開発を進める。また、H.264のほかMPEG-2にも対応するなどのマルチデコーダなどについても開発を進めていくという。 □富士通のホームページ ( 2006年11月30日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|