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セイコーエプソン株式会社は、MP3プレーヤーや音声機能付きの電子辞書などでの使用を想定し、MP3ファイルのデコード機能を備えたアプリケーションプロセッサ「S1C33E08」を開発した。12月にサンプル出荷を行ない、量産出荷は2007年2月の予定で、月産100万個を見込む。サンプル価格は1,000円。ベアチップ、TQFP、BGAパッケージ形態で出荷できる。 5月にリリースされた「S1C33E07」に、MP3ハードウェアアクセラレータを追加したもの。MP3デコード機能や再生用APIを内蔵するほか、USB 2.0デバイス、メディアインターフェイス、SDRAMインターフェイス、Nand Flashインターフェイスなども備え、ポータブル機器に求められる機能を1チップに集積した。 さらに、STN/TFTの液晶に対応したカラーLCD制御回路も搭載。ピクチャー・イン・ピクチャーなどのマルチウインドウ機能を実現できる。 CPUクロックの分周比の変更や機能ブロック毎のクロック制御などを行なうことで消費電力の低減も可能。独自のリークプロセスを採用し、スリープ時のリーク電流も最小化したという。
□セイコーエプソンのホームページ
(2006年12月11日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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