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セイコーエプソン株式会社と三洋電機株式会社は13日、両社が出資する三洋エプソンイメージングデバイス株式会社について、エプソンが三洋電機保有の全株式を取得することでで合意したと発表した。 三洋エプソンイメージングデバイスは、エプソンが55%、三洋電機が45%出資の合弁会社として2004年10月に設立。中小型を中心に、STN液晶、MD-TFD液晶、アモルファスシリコンTFT液晶、低温ポリシリコン液晶の開発/製造/販売を手がけてきた。 しかし、中/小型液晶ディスプレイ事業を取り巻く競争の激化や大幅な価格低下などにより、当初見込みの事業計画の達成が遅れていた。そのため、エプソンでは、「さらなる構造改革および収益改善に向けた諸施策を強化・断行することが必要である」と判断、全株式を三洋電機から取得し、エプソンの完全子会社とする。 エプソンは、合弁後の中小型液晶新会社を「エプソンイメージングデバイス株式会社」として12月28日付けで発足。合併にあわせて、大規模な機構改革に取り組む。 具体的には、現在の8の統括部/室、36の部門を再編し、12部門のスリムな新体制に移行。「スピードある意思決定、スピードある組織マネジメントによる、最効率の経営を目ざす」という。 また、営業/開発設計機能を抜本的に見直し、製販一体となった組織体制を構築、顧客対応のスピードや、品質、サポート体制を高める。商品力強化においては、低温ポリシリコンTFTの開発設計機能の強化を図るという。 □エプソンのホームページ ( 2006年12月13日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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