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三井不動産株式会社と株式会社エフエム東京、ぴあ株式会社の3社は、東京・日本橋に「日本橋HD DVDプラネタリウム」を12月15日から期間限定でオープンする。それに先立ち14日、報道向けにお披露目が行なわれた。 「日本橋HD DVDプラネタリウム」は、プラネタリウムクリエイターの大平貴之氏が手掛けた「メガスターII」を設置したプラネタリウム。名称に「HD DVD」が付いているのは東芝が特別協賛しているため。プラネタリウム内でHD DVDが再生されるわけではないが、HD DVDの映像/音声が体験できる「HD DVD cafe」も併設されている。 三井物産が日本橋の活性化を目指して推進している「日本橋再生計画2006-2007」の一貫として作られたもので、2007年6月末までの期間限定開催。日本橋・三越の向かいに位置する三井第三別館跡に、直径18mの60度ドームスクリーンを設置。客席数200席のプラネタリムがオープンする。全席指定で入場券は電子チケットぴあ/ローソンチケットで販売。価格は大人が1,500円、小人が800円。
上映されるコンテンツはストーリー仕立ての「HOKUSAI~北斎の宇宙」。自己中心的で何事に対してもなげやりなサラリーマンが北斎と出会い、時空を越えた旅をし、自分を見つめ直すという内容。星空だけでなく、葛飾北斎の絵や江戸の街並み、迫力あるCGなども盛り込まれたエンターテイメント性の高さが特徴だ。 圧巻はやはり「メガスターII」が投写する星空。闇に慣れた目でかすかに見える星雲から、ドームスクリーンに穴が開いて太陽の光が漏れているのではないかと思える明るい星まで、コントラストが高く、圧倒的な奥行き感だ。物語の部分が思いのほか長く、個人的には星空をもう少し長く見たいと感じた。演出は宮本亜門氏が担当。声優として北斎役に緒形拳を起用。佐藤隆太、佐藤江梨子も声で出演している。
■ HD DVD cafe 併設されたカフェ&ダイニング棟内には、東芝がHD DVDの魅力を紹介するショースペース的なカフェ「HD DVD cafe」がオープン。店内には「Qosmio」、「RD-A1」をはじめ、最新のプレーヤー「HD-XF2」、「HD-XA2」も展示。対応ソフトも壁などに大量に展示されている。また、シアターシステムも構築されており、気軽にHD DVDの高画質/音質コンテンツを体験できる。
店内ではソフトドリンク、アルコール類に加え、「こだわり卵かけ御飯」(600円)や、「牡蠣の味噌グラタン」(800円)、「炙りシメ鯖」(680円)など、和のテイストを取り入れた食事も用意されている。また、同カフェの2階にはつんく♂氏がプロデュースする米ダイニングバー、「It’s a GOHAN world」もオープンする。
□HD DVDプラネタリウムのページ
(2006年12月14日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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