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2007 International CES開幕前日となる7日、LG Electronicsはプレスカンファレンスを開催。Blu-ray DiscとHD DVDの両フォーマットに対応したプレーヤー「Super Multi Blue Player(BH100)」を発表した。第1四半期中には発売予定で、2月第1週より出荷を開始するという。市場想定価格は1,199ドル。
Blu-ray Disc(BDビデオ)と、HD DVDビデオの再生が可能なプレーヤー。HDMI出力端子も装備し、1080p(24p/30p)/1080i(60i)出力に対応。HDMIのバージョンは1.2。同軸、光デジタル出力端子や、アナログ5.1ch出力を備えている。 BD/HD DVD用の青色レーザーと、DVD、CD用の各赤色レーザーを備えたピックアップを内蔵。Broadcomと協力し、HD DVDプレーヤーとBlu-rayの両方に対応したチップセットを開発した。 BDのローディング時間は約25秒で、同社では「BDプレーヤーとしては市場で一番速いのではないか」という。HD DVDのローディングは約30秒。BD-Java機能も備えており「Blu-rayの現在要求される機能は全て入っている」(同社)。ただし、HD DVDについてはメニュー操作などの基本操作は可能だが、多様なインタラクティブ機能を提供する「HDi」については搭載していない。「LGはBlu-ray Disc Associationの一員で、当初はBDプレーヤーとして企画していた。しかし、消費者のニーズを聞いてHD DVDにも対応した」と今回の製品を説明している。
また、Blu-rayの記録再生とHD DVDの再生に対応したコンボドライブ「GGW-H10N」も第1四半期に発売。価格は1,199ドル。BD-R/REの2層記録再生に対応。BD-ROMの再生も可能となっている。HD DVDについては再生のみの対応となる。
同社では、「現在もBDAのメンバーでBDを推進してきた。しかし、フォーマットの早期の統一は難しくなったと感じた。そのため、双方に対応することで消費者の混乱を防ぐことが可能と考え、開発を進めていた」としている。 □2007 International CESのホームページ(英文) ( 2007年1月8日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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