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松下電器産業株式会社は15日、4月16日から19日まで米ラスベガスで開催される「NAB2007」に出展する新製品を発表した。 ■ ショルダー型のP2カムや16GB P2カードを発表 P2HDシリーズのビデオカメラは新モデル「P2カム AG-HPX500」が5月より発売される。米国での希望小売価格は14,000ドル。 2/3型放送用レンズマウントを採用したショルダータイプのレンズ交換式ビデオカメラ。2/3型のプログレッシブCCDを搭載する。記録形式はDV/DVCPRO/DVCPRO 50/DVCPRO HDで、1080iや1080p(24p/25p/30p)などの記録に対応する。 ハンドヘルド型のAG-HVX200と同様に可変フレームレート記録やシネマライクガンマも搭載。記録メディアは4枚のSDメモリーカードをパッケージ化した「P2カード」。最大4枚のP2カードが利用可能で、長時間記録に対応する。 液晶モニターは3.5型。IEEE 1394入出力のほか、HD-SDI出力やコンポーネント(D4)出力、コンポジット(BNC)出力などを装備する。 P2カード用のレコーダ「P2ギア AG-HPG10」も8月に発売される。価格は3,995ドル。2基のP2カードスロットと3.5型液晶を備え、IEEE 1394経由で入力したカメラからのストリーム映像をバックアップできる。 また、IEEE 1394から外部HDDやノンリニア編集機などへの出力も可能。HD SDIやコンポーネント(BNC)、コンポジット出力も備えている。 記録メディアのP2カードも16GB容量の「AJ-P2C016RG」を5月より発売。DVCPRO HD(1080/60i)で約17分の記録が可能で、転送速度は最高640Mbpsを実現する。また、32GB P2カードも年末発売予定としている。
■ HD/SD両対応の7.9型液晶ビデオモニター
「BT-LH80W」は7.9型液晶を搭載したHD/SDマルチフォーマット対応ビデオモニター。7月に発売し、価格は3,000ドル以下の見込み。 パネル解像度は800×450ドットで、1080/24PsF、1080i、720p、480p、480i、576iなどの入力信号に対応。入力映像の輝度レベル(-5~108IRE)をモニタリングできるウェーブフォームモニター表示機能や応答速度を改善した斜め補正処理回路などを装備する。 バッテリ駆動にも対応し、パナソニック製HDカメラレコーダのビューファインダとしても利用できる。フォーカスが合っている映像のエッジ部を赤色に表示する「フォーカス・イン・レッド」機能や、入力画像のピクセルをそのまま表示する「ピクセル・ツー・ピクセル」機能を備えている。 ■ HD編集/マスタリング向け2Kプロセッサ
「AJ-HDP2000」はテレシネシステムやDI業務向けの2Kプロセッサ。8月に発売予定で、価格は35,000ドル。 JPEG2000圧縮を用いて、12bit 4:4:4サンプルの2K(2,048×1,080ドット)フィルムイメージデータ(24fps)や、12bit 4:4:4サンプルの1,920×1,080ドット HDイメージ(24fps)を入力して、HDD5 VTRに記録でき、後処理用のデジタルデータとして保存できる。 □松下電器産業のホームページ ( 2007年2月16日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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