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アキュフェーズ株式会社は、ステレオプリメインアンプ「E-450」を4月中旬に発売する。価格は483,000円。 2003年に発売された「E-408」の後継モデルで、ボリュームコントロール部には新たに「AAVA-II」を採用した製品。パワーアンプ部のMCS回路も「MCS+」に進化している。 従来のAAVAは、プリアンプのフラッグシップモデル「C-2810」などに搭載されたボリュームコントロール方式で、高SN比や低ひずみ率を実現するという技術。左右のチャンネルの音量誤差や、クロストークも抑制するという。E-450で採用する「AAVA-II」は、大きな容積を必要とするAAVAを高集積化、省スペースでAAVAと同じ基本性能を実現したという。 全体の構成には「インスツルメンテーション・アンプ」を採用。パワーアンプ全体でバランス・アンプを構成するというもので、入力端子からパワーアンプ段までの信号回路をフルバランス伝送。内部で発生する雑音の除去や、低歪率、安定度の向上などに寄与するという。 初段バッファアンプのバイアス回路安定度を高めた「MCS+」回路を採用。並列動作させる部分を電流・電圧変換部のA級ドライブ段にまで拡張、低雑音化を実現したとしている。 増幅には、高域の位相特性向上を図ったカレント・フィードバック回路を採用。トーンコントロールは加算型アクティブフィルタ方式。内部信号経路のリレーを電子的にコントロールする「ロジック・リレーコントロール」には、金貼り接点を使ったクロスバーツイン方式を使用、「最短でストレートな信号経路を構成した」としている。 定格出力は260W×2ch(4Ω時)、220W×2ch(6Ω時)、180W×2ch(8Ω時)。大電力オーディオ用パワートランジスタをパラレルプッシュプルで構成、大型ヒートシンクに取り付けており、効率的に放熱処理を行なえるという。 プリアウトやパワーアンプ入力を備え、プリ部とパワー部をそれぞれ単独で利用可能。入力端子はアンバランスを4系統、レコーダー入出力を各2系統、バランス入力を2系統備える。スピーカーターミナルはA/Bの2系統。太いスピーカーケーブルにも対応できるという。Yラグ/バナナプラグでの接続が行なえ、バイワイヤリングも可能。 電源部は大型トロイダルトランスと、大容量のフィルタコンデンサを装備。フィルタ用のアルミ電解コンデンサには、大容量・高音質パーツを2個搭載。余裕のある電源部を構成したとしている。 外形寸法は465×427×181mm(幅×奥行き×高さ)。重量は24.4kg。リモコン「RC-200」が付属する。
( 2007年3月12日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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