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株式会社ティアック エソテリック カンパニーは、「エソテリックブランド20周年」を記念したアニバーサリーモデルとして、SACDプレーヤー「SA-10」とプリメインアンプ「AI-10」を3月下旬より発売する。価格はSA-10が336,000円、AI-10が367,500円。
■ SA-10
SACDと音楽CDの再生に対応したSACDプレーヤー。音声出力はアナログ音声×2(XLA×1、RCA×1)と光デジタル×1、同軸デジタル×1のため、標準構成ではSACDのマルチチャンネル出力には非対応。ただし、オプションのi.LINKユニットの追加により、i.LINK経由でのマルチチャンネル出力に対応する。 ドライブ部は、ESOTERIC独自の高性能軸摺動型ピックアップを採用したVOSP(Vertically aligned optical stability platform)メカニズムを搭載。レンズを移動させたときのレーザー光軸が、常に垂直方向を維持することで、高精度な信号読み取りが可能という。 オーディオDACに24bit/192kHz対応のシーラスロジック製CS4398をデュアル・モノ構成で搭載。アナログ出力もデュアル・モノ構成とすることでチャンネルセパレーションの向上を図り、定位感と奥行きある再生を可能としたという。 再生周波数帯域は5Hz~80kHz(SACD、DSDダイレクトモード時)、S/N比は130dB、ダイナミックレンジは107dB、歪み率は0.001%。 フロントパネルは肉厚のアルミ押し出し材とし、トップパネルも5mm厚、サイドパネルも4mm厚のアルミを採用。主要メカのセンター配置や、高剛性な筐体構造、金属フットによる3点支持などにより振動の影響を排除するとともに、ビスを排除する組み上げ方法により、ハイエンド製品らしいデザインを目指した。電源は大型のトロイダル・トランスを採用する。 ワードシンク入力(BNC)も備え、外部からのWORDクロックに同期可能。入力周波数は44.1/88.2/100/176kHz。消費電力は18W。外形寸法は442×353×149mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約12kg。自照式のリモコンが付属する。 ■ AI-10
TI製のPWMデジタルアンプを搭載したステレオプリメインアンプ。パワー段までをダイレクトにデジタル処理し、高能率のドライブ能力を獲得。「分解能や密度感に優れたハイスピードでナチュラルな音質を実現する」という。 最大出力は150W×2ch(8Ω)、定格出力は120×2ch(8Ω)。205VAの大容量トロイダル・トランスや、片チャンネルあたり36,000μFの大容量コンデンサを搭載し、ハイスピードながら余裕ある電源供給力を達成している。 周波数特性は5Hz~95kHz/-3dB(1W出力、8Ω負荷)、S/N比は110dB以上、全高調波歪率は0.08%(1kHz、8Ω負荷)。フロント、サイド、トップの各パネルに肉厚のアルミを採用し、高剛性なシャーシ構造と併せて振動の影響を排除。 音声入力端子はアンバランス(RCA)×3と、バランス(XLR)×1で、アンバランスの1系統はフォノ入力(MM)兼用となっている。デジタル音声入力は同軸と光を各1系統備えている。オプションでi.LINKの増設も行なえる。 44.1/48/88.2/96/100/176.4/192kHz対応のワードシンク出力も搭載し、SA-10などと同期可能。スピーカーターミナルはWBT製の「WBT-0735」を採用する。消費電力は135W。外形寸法は442×383×149mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14.5kg。自照式のリモコンが付属する。 □ティアック エソテリック カンパニーのホームページ ( 2007年3月12日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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