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株式会社ティアック エソテリック カンパニーは、エソテリックブランドの20周年を記念したアニバーサリーモデルとして、同ブランド初となるスピーカーを3月下旬より順次発売する。ラインナップと価格は下表の通り。
20周年記念のアニバーサリーモデルとして、SACDプレーヤー「SA-10」(3月下旬発売/336,000円)、デジタルプリメインアンプ「AI-10」(3月下旬発売/367,500円)とともに開発されたスピーカーシステム。 エソテリックブランドとしては初のスピーカーだが、マグネシウム振動板の開発に日本金属が技術協力。スピーカー自体もタンノイの音響エンジニアリングをエソテリックが監修するという形でコラボレーション。製造もタンノイが担当しているため、英国生産となる。
「MG-20」は2ウェイ3スピーカーのトールボーイタイプ。「MG-10」は2ウェイ2スピーカーのブックシェルフ。「MG-20」はダブルウーファでツイータを挟んだバーチカルツイン方式となっている。 搭載するユニットは共通で、ツイータ/ウーファともにマグネシウム振動板を採用。ツイータは25mm径のドーム型、ウーファは165mm径。比重の軽いマグネシウムを採用することで、感度の高い、繊細な音楽再生を追求。過渡特性に優れ、透明感の高い音質になったという。 また、マグネシウム振動板の特性を損なわないため、高剛性と極薄膜2層有機コーティングを施し、耐久性を高めている。駆動するドライバーにはネオジウムマグネットを採用している。
システム全体の周波数特性はMG-20が38Hz~44kHz、MG-10が41Hz~44kHz。クロスオーバー周波数はどちらも1.9kHz。インピーダンスは6Ωで共通。 エンクロージャはどちらもバスレフ。素材は樺の高密度積層合板を使用。内部共振を防ぐため、内部で添木を行なっているほか、特殊なダンプ材を介して、ユニット後部をリアパネルから支柱で支える構造を採用。バッフル面のサイドウッドには25mm厚のチェリー無垢材を使用。表面はチェリー無垢材と付き板仕上げ。
内部配線にはオランダvan den Hulのシルバーコーティング銅線を使用。クロスオーバーネットワークのワイヤリングには各部品間を直結するハードワイヤリングを採用。ネットワーク回路にはICWのClarityCapコンデンサも使用している。
スピーカーターミナルはバイワイヤリング対応。MG-20には15mm厚のアルミ製スピーカーベースが付属。MG-10用の別売スピーカースタンドも近日中に発売するという。外形寸法と重量はMG-20が216×271×1,060mm(幅×奥行き×高さ)で約15kg。MG-10は216×271×440mm(同)で約7.5kg。
□ティアック エソテリック カンパニーのホームページ
(2007年3月12日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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