ヤマハ、音楽ソフト事業再編。新設の統括会社に集約

　ヤマハ株式会社は20日、音楽ソフト事業について組織再編を行なうと発表した。

　従来は、ヤマハのコンテンツ事業推進本部のほか、中島みゆきらを擁するヤマハグループのレコード会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ株式会社(YMC)、楽譜や雑誌、DVDなどの製作販売などを行なう株式会社ヤマハミュージックメディア(YMM)などが、音楽ソフト関連事業を手がけてきた。

　今回の事業再編により、本社のコンテンツ事業推進部とYMCの株式を、新設分割により6月1日に設立する新会社株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス(YMEH)に承継。グループのソフト事業の統括会社としてYMEHを位置づける。YMEHはヤマハの100%子会社となる。

　YMMはYMEHの子会社となり、コンテンツ事業推進部の携帯/PC音楽配信部門はYMMに承継される。また、コンテンツ事業推進部のプロダクション&レーベル部門はYMEHの子会社として新設される株式会社ヤマハエーアンドアール(YAR)に承継される。YMMの音楽出版部門は新会社ヤマハミュージックパブリッシング(YMP)が承継する。

　同社では今回の再編の目的を、「各部門やグループ各社で分かれていたアマチュアーミュージシャンの活動支援やアーティスト発掘/育成、音楽ソフト関連業務などをより効率的かつ柔軟な体制で推進するため」、と説明している。

□ヤマハのホームページ
http://www.yamaha.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.yamaha.co.jp/news/2007/07032002.html

( 2007年3月20日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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