ヤマハ、84,000円の1080p HDMI搭載AVアンプ －「シネマDSP-plus」やSCENE機能を搭載

5月下旬発売 標準価格：84,000円

　ヤマハ株式会社は、HDMI入出力を備えたエントリークラスの7.1ch AVアンプ「DSP-AX761」を5月下旬より発売する。価格は84,000円。本体カラーはゴールド。

　HDMI入力2系統とHDMI出力1系統を装備し、入出力ともに1080pに対応。HDMIのバージョンは1.2aで、SACDのDSD音声やBlu-ray DiscやDVDオーディオの192kHz PCM音声に対応する。アンプ部の定格出力は90W×7ch(6Ω)。

　独自の音場創生技術「シネマDSP」をさらに改良した「シネマDSP-plus」を搭載、17のプログラムが利用できる。空間情報を約15%向上するとともに、全プログラムを最新の研究結果を元にリニューアルし、臨場感とリアリティを高めた。高次反射音の減衰カーブ変更やフィルタリング特性などが改善されており、響きが消える瞬間をより自然に再現しているという。また、「ゲーム」モードも、新世代のゲーム機に合わせて一新した。

　DTS-ESやドルビーデジタルEX対応のデコーダを内蔵し、DTS 96/24、AACやドルビープロロジックIIxなど16のデコードプログラムも搭載。

　自動音場補正機能「YPAO」も備え、付属のマイクを利用し、スピーカーの有無、サイズ、音量、距離、特性の5項目を自動的に測定し、最適化。初心者でも簡単に最適な再生環境が得られるとしている。

　普段よく使うAVソースと音場プログラムの組み合わせを同時に切り替えられる「SCENE」機能を搭載。付属リモコンや本体に4つの専用ボタンを用意し、出荷時にはDVD、CD、TV、FM/AMの4種類がプリセットされており、ワンボタンで切換可能。プリセットの組み合わせ変更も行なえる。

　全回路のローインピーダンス化を行なう「ハイカレントアンプ・テクノロジー」を採用。フロントバイアンプ駆動にも対応する。

　音楽再生時にビデオ回路の電源をOFFにするなどして、高純度な音質を実現するピュアダイレクトモードも装備。

　MP3やWMAなどの圧縮音楽の高域情報を補完して、低域を強調する「ミュージックエンハンサー」機能を搭載し、MP3/WMAなどの音質を改善する。

　AM/FMチューナを装備するほか、別売のiPod用ユニバーサル・ドック「YDS-10」(10,500円)を接続することで、Dock接続対応iPodの音楽再生や画像/映像表示、アンプ側リモコンによるワイヤレス操作、操作画面のオンスクリーン表示(英語)なども行なえる。

主な仕様

DSP-AX761
定格出力(6Ω)		90W×7ch
実用最大出力(6Ω)		130W×7ch
受信周波数範囲		FM:76～90MHz AM:531～1,611kHz
入力端子	HDMI	2
	コンポーネント	3
	D4	3
	S映像	5
	コンポジット	5
	同軸デジタル音声	2
	光デジタル音声	4
	アナログ音声	8
	マルチch音声	1(5.1ch/7.1ch)
	Dock端子	○
出力端子	HDMI	1
	MONITOR OUT
	コンポーネント	1
	D4	1
	S映像	1
	コンポジット	1
	REC OUT
	S映像	2
	コンポジット	2
	光デジタル音声	1
	アナログ音声	3
	PRE OUT	7ch
消費電力		270W
外形寸法(幅×奥行き×高さ)		435×393×171mm
重量		11.6kg

□ヤマハのホームページ
http://www.yamaha.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.yamaha.co.jp/news/2007/07040401.html
□関連記事
【2006年9月14日】ヤマハ、「シネマDSP-plus」搭載の7.1ch AVアンプ
－ネットワーク機能搭載。新構造「DB」採用
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060914/yamaha.htm
【2006年3月8日】ヤマハ、iPodにも対応したエントリーAVアンプ
－圧縮音楽音質向上機能も装備。自動音場補正搭載機も
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060308/yamaha.htm

( 2007年4月4日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]

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