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NECエレクトロニクス株式会社は、PC向けのデジタル/アナログテレビ放送対応MPEGエンコードLSI「μPD61250~7」8製品のサンプル出荷を4月5日より開始した。 各製品は音声エンコード方式や音声多重デコードの有無などにおいて異なるが、サンプル価格はいずれも4,000円。量産は8月より開始され、8製品合わせて月産10万個、2008年には同30万個程度とする見込み。 主にパソコンによるテレビ受信向けに開発されたMPEGエンコードLSIの第2世代製品。日本(ISDB)、北米(ATSC)、欧州(DVB)のデジタル放送に対応する暗号複合化回路とカードインターフェイス回路を内蔵。MPEGストリームの暗号化エンジン(AES/DES/トリプルDES)も搭載する。また、アナログ放送(NTSC/PAL)のビデオ/オーディオデコーダや、MPEG-2エンコーダも備える。 ビデオデコーダには10bit ADコンバータを2基内蔵。MPEGエンコードはビデオストリームMPEG-2(最大720×480ドット)。オーディオはMP2またはドルビーデジタル2ch(24bit/48kHzまで)。MPEG-2 PS/TSやDVDビデオ/VRのマルチプレックスもサポート。 ホストインターフェイスは、従来製品のPCIからPCI Express 1.1に変更。ダイレクトメモリアクセスのチャネル数も4から8に倍増し、データ転送の最適化を図った。 デバイスドライバはWindows 2000/XP/Vistaに対応予定。消費電力は1W以下。外形寸法は19mm×19mm(縦×横)。パッケージは304ピンFPBGA(0.8mmピッチ)。
( 2007年4月5日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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