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ソニーとサンディスクは16日、PCI Expressインターフェイスを採用した、業務用ビデオカメラ向けのメモリーカード「SxS」(エス・バイ・エス)の技術仕様を共同で策定することで合意した。カードの出荷は2007年中を予定しており、ソニーの業務用カムコーダ「XDCAM EX」シリーズで採用される予定。 「SxSメモリーカード」はExpressCard規格に準拠しており、PCI Expressインターフェイスを採用したのが特徴。PCI Expressに対応したリムーバブルメディアは世界初となり、高速転送速度と、フラッシュメモリ制御に最適化した独自のプロトコルを活用。高解像度ビデオの大容量データをメモリから素早くパソコンに転送できるという。 なお、PCI Expressインターフェイスの転送速度理論値は2.5Gbpsだが、SxSでは800Mbpsをターゲット値として開発が進められている。メモリ容量については明言されていないが、公開された画像には「印字はイメージ」との断り書きの上、「16GB」と記載されている。
サイズはExpressCardで規定された34タイプで、外形寸法は75×34×5mm(縦×横×厚さ)と、従来のPCカードの約半分のサイズを実現。カムコーダ本体の小型/軽量化に貢献するという。
なお、SxSメモリーカードは、16日から米国のラスベガスで開催されるNAB(National Associations of Broadcasters/国際放送機器展) 2007」に合わせて発表されたもの。会場にはSxSカードにMPEG-2 HD Long GOP圧縮で記録するXDCAMの新ラインナップ「XDCAM EX」シリーズを展示している。
□ソニーのホームページ
(2007年4月16日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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