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株式会社東芝は16日、映像ソフト事業を展開している同社100%出資子会社 東芝エンタテインメント株式会社の株式を、株式会社博報堂DYメディアパートナーズに売却する契約を締結した。 東芝エンタテインメントは5月1日付けで博報堂DYメディアパートナーズの100%出資子会社となる。新社長には、現博報堂DYメディアパートナーズ エンタテインメント事業局の春名慶氏が就任する予定。 東芝では「事業の集中と選択を推進する中で、東芝エンタテインメントの事業についても検討を重ねてきた。同社の成長につなげるための最適なスキームを検討した結果、映像事業に30年に渡る実績を有し、事業の継続・発展を委ねられる博報堂DYメディアパートナーズへの事業継承が合意に達した」と、株式売却の理由を説明している。 博報堂DYメディアパートナーズは、「東芝エンタテインメントの保有する劇場配給およびビデオ発売、放映権販売などの二次利用や、映像ビジネスにおけるノウハウをグループ内に取り込むことで、幅広く映像事業の強化がもたらされると判断した」としており、同社の映像事業については「従来どおり、国内外の有力なコンテンツホルダーと共に事業展開を行なう」としている。 東芝エンタテインメントは、2003年に東芝がアミューズピクチャーズ株式会社を買収し発足。映画製作/配給やビデオ/DVD発売などを事業の中心に据え、主な作品として「戦場のピアニスト」、「ネバーランド」、「蟲師(むしし)」などを手がけている。 博報堂DYメディアパートナーズは、映画やビデオ作品への出資や、提供、配給などのメディア事業を行なっている。主な作品として、「世界の中心で、愛をさけぶ」、「いま、会いにゆきます」、「武士の一分」、「ゲド戦記」、「M:i:III」などが挙げられる。 □東芝エンタテインメントのホームページ ( 2007年4月16日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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