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総務省は、地上デジタル放送用の周波数確保のため、アナログ放送の周波数変更を行なうアナログ周波数変更対策(アナアナ変換)の作業が、3月30日にすべて終了したことを明らかにした。 アナアナ変換は、地上デジタルの放送開始にあたり、放送チャンネルを新たに確保するため、現行アナログ放送のアナログ周波数変更を行なうもの。2003年2月9日に対策作業を開始。2006年11月には全体の99.4%まで作業が進行し、2007年3月には完了すると予測していた。 3月30日に愛媛県大洲市の長浜出海中継局の旧波が停波され、日本全国での作業が完了。ほぼ予定通り作業が進んだことになる。30日時点の速報値では、これまで653地域、約471万世帯で作業が実施された。総務省は「地上デジタル放送のエリア拡大に向けた環境が整った」としている。
作業完了にともない、これまで対策を実施してきた各地域の地域受信対策センターは順次閉所され、4月以降の受信対策は社団法人電波産業会(ARIB)に集約される。今後も地上デジタルテレビ放送が開始された地域でアナログテレビ放送に影響が出た場合は、ブースターの調整などの対策を引き続き実施していくという。
□総務省のホームページ
(2007年4月17日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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