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米Intelは17日(現地時間)、中国・北京で開催されているインテル・デベロッパー・フォーラム(IDF)において、MPEG-2やMPEG-4 AVC/H.264のデコードも可能な家電向けメディアプロセッサ「CE2110」を発表した。 SoC(システム・オン・チップ)アーキテクチャを採用したプロセッサで、AV処理を行なう1GHz動作のXScaleプロセッサを搭載。MPEG-2やMPEG-4 AVC/H.264映像のハードウェアデコードが行なえる。 さらに、DDR2メモリ用インターフェイスや、2D/3D用のグラフィックアクセラレータ機能も1チップに集積。モジュール型のソフトウェア開発環境も合わせて提供するという。 同社では「このプラットフォーム・アーキテクチャを活用すれば、家電製品の設計/製造メーカーは、IPやデジタル放送の受信に対応したセットトップボックスを提供できる」と説明。ネットワーク対応メディア・プレーヤーへの導入も想定しているという。 台湾のテレコム・サービス・プロバイダーである中華電信では、CE2110の採用を決定。マルチメディア・オン・デマンドサービスの実施にあたり、HDビデオコンテンツの配信や、カラオケ、eラーニングなど、プロセッサの処理能力を活かした各種サービスを提供する予定。
さらに同社はインテルと協力し、テレビ経由のコンテンツやサービスの新しい利用方法を模索。台湾の消費者のニーズや要望をを共同研究し、今後の事業展開に反映させていくという。ほかにも、ASUSが同プロセッサを採用したSTBを既に提供。Digeo、沖電気工業、ZTEなども、同プロセッサを使った製品を計画/開発しているという。
□米Intelのホームページ (英文)
(2007年4月18日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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