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富士通テン株式会社は、カーAV/ナビゲーションシステム「ECLIPSE」シリーズの新製品として、ナビ部分を着脱可能な2DINサイズのオーディオ一体型ナビ「AVN2227P」を8月より欧州向けに発売する。価格は950ユーロ前後(15万円前後)の見込み。 「AVN2227P」は、3.5型のタッチパネル液晶搭載ナビと、CDレシーバを一体化した製品。特徴はナビ部分を本体から取り外すことにより、ポータブルナビとしても利用できる点で、オーディオ一体型ナビの多機能性とポータブルナビの利便性を兼ね備えているという。 ナビ部には、GPSアンテナとスピーカー、バッテリを搭載しており、本体から取り外してもナビとして動作。他の車や、自宅での目的地探索などにも利用できる。 欧州各国の地図情報を付属のSDカードに収録。車の移動距離を知ることができる車速パルス(車速信号)に対応しており、GPS情報を取得できないトンネル内などでも、地図上の自車位置を補正することが可能。 ラジオやCDなどのオーディオ機能はナビ部を取り外した状態でも利用可能。CD-R/RWにも対応するほか、USBメモリに収録したMP3再生、タッチパネルによるiPod操作、内蔵Bluetoothによるハンズフリー通話などの機能も備える。 製品全体の企画と開発は富士通テンが行ない、ナビ部分は欧米のポータブルナビ市場で高いシェアを獲得しているというオランダのTomTomが担当。同タイプの製品は北米にて5月より「AVN2210p」として販売し、価格は900ドル前後(11万円弱)の見込み。年内には豪州での発売も予定している。なお、日本での発売は未定で、「市場の動向を見る」としている。
□富士通テンのホームページ ( 2007年4月20日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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