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株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)とソニー株式会社は26日、6月19日付で現SCE代表取締役会長兼グループCEOの久夛良木健氏が、任期満了を持って取締役を退任し、名誉会長に就任すると発表した。 代表取締役社長兼グループCEOには、現SCE代表取締役社長兼グループCOOの平井一夫氏が就任する。なお、久夛良木氏は、今後もソニーのトップマネジメントに対してシニア・テクノロジーアドバイザーとして技術的なサポートを行なうとしている。 2006年12月1日付の役員人事で、代表取締役社長兼グループCEOの久夛良木健氏が会長に就任し、Sony Computer Entertainment Americaのプレジデント兼CEOを務めている平井一夫氏が社長職に就いていたが、CEOは久夛良木氏が続投していた。今回の人事では、久夛良木健氏はCEOを退任することになり、平井一夫体制に移行することになる。 久夛良木氏は名誉会長に退くにあたって、「4つ目のプレイステーションプラットフォームを導入し終えた今、これらのプラットフォームにより最先端の技術と全世界のクリエイターの皆様の創造力を結び付けることによって、コンピュータエンタテインメントの新しい世界を加速できたことは私にとっても大変エキサイティングな経験でした。今後はこの経験を活かし、更なるチャレンジを、SCEを離れて更に広いネットワークで加速していきたい」とコメントしている。 ソニーの代表執行役会長兼CEOのハワード・ストリンガー氏は久夛良木氏を、「しっかりとした技術に基づくビジョナリーであり、また企業家でもある稀有な人。彼はソニーグループに数千億円規模のビジネスを創出しただけではなく、業界全体を新しい次元に導くことに成功。彼の類まれなビジョンと創造力、そして彼が育て上げたSCEという強力なチームからソニーが受けた恩恵は計り知れない」と表し、「久夛良木氏は次なるチャレンジを続けていくが、今後とも我々は彼の挑戦をサポートしていく」としている。 また、新しくCEOに就任する平井氏には「北米での経験と手腕をもってSCEを更に発展させ新たな次元へと導いてくれるものと確信している」と期待を寄せている。 □SCEのホームページ ( 2007年4月27日 ) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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