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みずほ情報総研株式会社と、株式会社ネットマイルは4日、Blu-ray Disc(BD)やHD DVDなどの、次世代DVD製品に関するアンケート調査結果を発表した。 調査は2006年12月25日~2007年1月6日にかけて、ネットマイルの運営する「NetMile リサーチ」に登録した会員向けに行なわれたインターネットによるアンケート結果を元にした。対象者は10代~60代以上の男女で、サンプル数は男女ともに、5,101名ずつの合計10,202名。そのうち、未婚者は4,606名で既婚者は5,596名。 次世代DVD製品のうち、BDレコーダ製品についての購入意欲などに関する調査では、現在持っている人が0.55%、今後1~2年以内に購入意向がある人は3.7%で、興味がある人は39.4%となった。 BDプレーヤー製品については、今後1~2年以内に購入意向がある人は3.1%、興味がある人は35.6%。レコーダ、プレーヤーとも購入検討まではいかないが、関心を示す層は多いという結果が得られた。 続いて、前項目で、BD製品を「持っている」、または「購入意向がある」と回答した人を対象に、次世代DVDレコーダ(1TB程度のHDDを内蔵)の価格についての質問を行ない、その結果を元に、「Price Sensitivity Measurement(PSM)分析」を行なった。 PSM分析は、「いくらから高すぎて買えないと感じ始めるか」、「いくらから高いと感じ始めるか」、「いくらから安いと感じはじめるか」、「いくらから安すぎて品質に不安を感じ始めるか」の4つの質問を実施し、どの価格で何%の消費者がそう思うかを図示したもので、価格設定を検討する際の1つの指標とするもの。 PSM分析の結果では、これ以上は高くて買えないと感じる価格は約10万円、妥協して購入する価格は9万2,000円、高すぎとも安すぎとも思わない価格は7万8,000円、これ以上安いと品質などに不安を感じる価格は6万8,000円という結果が得られた。 そのほか、HD DVDやBD製品など、次世代DVD製品を購入する際のポイントに関する調査においては、最重要ポイントとして「画質の良さ」が最も多く24.2%となった。次いで「よく分からない」が17.2%、「普及の状況」が13.7%、機器の価格が11.4%となっている。 また、購入の際の重要なポイント(複数回答可)については、「画質の良さ」が52.9%、「容量の大きさ」が47.5%、「音質の良さ」が35.9%。
なお、「所持している」、「興味がある」などの項目の集計結果にて、BD製品の回答のみを公開している理由として、同社では「アンケート回答者の中に、HD DVDをHDDやDVDと混同している人が多く、データの整合性が取れなくなったため」としている。 □みずほ情報総研のホームページ ( 2007年6月4日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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