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株式会社竜の子プロダクションの、創立40周年を記念したOVAシリーズ「鴉 -KARAS-」の第4話~第6話(最終巻)が、8月から10月にかけて、3カ月連続でリリースされることが明らかになった。発売日は下表の通り。発売元はショウゲート。販売元は松竹映像商品部。
「鴉 -KARAS-」は、タツノコの40周年記念作品として製作されているもので、「予算も大きくとり、40周年記念に恥じないクオリティの作品を作る」(タツノコプロ 九里一平前社長)としてスタートした。2005年5月に第1巻が発売され、当初は「毎月リリース」としていたが、2巻は延期された後、同年10月に発売。第3巻は翌月の11月にリリースされた。 しかし、その後リリースが途絶えており、2007年8月に、約2年ぶりに第4巻が発売されることになる。なお、タツノコプロは2005年に、タカラトミーグループの傘下に入っている。 舞台は近未来の東京。夜を忘れ、人間と隣り合わせに暮らす妖怪の存在を忘れた新宿。そこでは、人間が何者かに体液を抜かれ、殺害されるという連続殺人事件が起こっていた。犯罪に加担しているのは、廻向(えこう)という謎の人物。彼はかつて「鴉」と呼ばれる街の守護者であったが、いつしか自らを廻向と名乗り、人間への復讐を開始したのだ。
連続殺人を止めるため、街の意思を代行し、鴉を使役する存在・ゆりねは、乙羽(おとは)という青年を新たに鴉として選ぶ。かくして、妖怪と人間の未来をかけた新旧・鴉の戦いが勃発。「噂の現場」のレポーターとして新宿にやってきた新人タレントのヒナルや、新宿署の呉刑事などを巻き込み、激しい戦いが巻き起こる。 第4巻では、乙羽の正体や過去が明らかになると同時に、廻向の真の狙いも浮き彫りになっていく。 各巻にコレクターズ・エディションと通常版の2種類を用意。コレクターズ・エディションには特典ディスクが付属する。第4巻の特典ディスクには、第1話~3話までのダイジェスト映像(30分)に加え、プレミア上映時の舞台挨拶映像や、監督へのインタビューなどを収録。同社は「2年間の空白を埋める映像」と説明している。
さらに、メイキングやキャストインタビューなども収録。設定資料を閲覧できるコンテンツも収めている。また、作品解説を収めた16ページのブックレットや、絵コンテも収録する。
□竜の子プロダクションのホームページ
(2007年6月11日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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