◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
ボーズ、業務用の全天候型スピーカーなど4種を発売
-業務用のデジタルミキサー/アンプも用意


DS16S

7月20日発売

標準価格:19,950~186,900円


 株式会社ボーズは、業務用スピーカー「FreeSpace」シリーズの新モデルとして、インテリアに溶け込むというシンプルデザインの「DS(Designer's Sound)」シリーズを発表した。4種類のスピーカーとデジタルアンプを用意し、7月20日より発売する。製品の価格については下表の通り。

型番 製品 標準価格
DXA2120 デジタルミキサー/アンプ 186,900円
DS100SE 全天候型スピーカー 49,350円
DS16SE 全天候型スピーカー 24,150円
DS16S コンパクトスピーカー 19,950円
DS100F 天井埋め込み型スピーカー 29,925円

 全てのスピーカー製品は、本体カラーとしてホワイト(W)とブラック(B)の2色を用意する。



■ 業務用デジタルミキサー/アンプ「DXA2120」

DXA2120

 業務用のデジタルミキサー/アンプで、同社製スピーカー向けのイコライザを内蔵し、連携して利用が可能。定格出力は120W×2ch(4Ω時)、100W×2ch(ハイインピーダンス時)。全高調波歪率は0.5%以下で、クロストークは-60dBV以下。周波数特性は40Hz~16kHz、S/N比は75dB。

 DSPには、人間の聴感特性に合わせて、音量レベルに応じた補正を行なう「P.A.P回路」を内蔵。24bitのADC/DACを備える。

 入出力端子は、マイク/ライン入力が4系統(INPUT1~4)、ページ入力、ダイレクト入力を各1系統装備。スピーカー出力とAUX出力も各1系統備える。

 本体前面には、INPUT1~4のボリューム調整つまみを備えるほか、開閉部にはディスプレイと設定用ボタンも備える。

背面端子類 前面の開閉部に、各種設定ボタンを装備 ディスプレイも搭載する

 用途に応じて切替可能な3種類の動作モードを搭載。「Mixer Mode」では、INPUT1~4の全入力をミックスして出力。「Stereo Select Mode」では、INPUT1~2とINPUT3~4の2種類を切り替えてステレオ出力が行なえる。

 また、「Dual Mono Select Mode」では、INPUT1~2とINPUT3~4の音源をそれぞれ別の場所で同時に再生が可能。スピーカー出力のL/Rをそれぞれ別の部屋のスピーカーに接続して利用する。

動作モードは3種類用意。用途に応じて切り替えて利用できる

 外形寸法は420×349.3×90mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14.4kg。ラックマウント金具やゴム足などが付属する。

 別売オプションとして、離れた場所からボリューム調整できる有線式リモコン「DXA VC」(6,400円)と、入力切替にも対応する「DXA VC-AB」(価格8,400円)を用意する。

有線リモコン「DXA VC」(左)と、入力切替を備える「DXA VC-AB」(右)を用意

□ニュースリリース
http://www.bose.co.jp/news/2007/061204.html
□製品情報
http://www.bose.co.jp/pro/products/dxa2120/index.html



■ 全天候型の壁掛け型スピーカー「DS100SE」

 雨などがかかっても大丈夫な全天候型の壁掛け型コンパクトスピーカー。CDショップや若者向けアパレルショップなど、低音の再現性能が求められる環境での利用を想定したモデルとしている。ドライバユニットは、中高域用の5.7cm径ツィータ×2と、低域用の13cm径ウーファを搭載。

DS100SE

 ドライバユニットは、全てガラス繊維で強化したプラスティック製バスケットに収納されており、耐水性を強化。エンクロージャもガラス繊維で強化したプラスティックを採用する。

 取付角度に応じて、指向特性をコントロールする同社独自の「Articulated Array(アーティキュレイテッド・アレイ)」方式を採用し、水平設置時、水平180度/垂直75度の指向特性を確保。ツィータユニットは組み替えが可能で、スピーカーを縦向きに設置する場合には、ユニットを縦方向に組み替えることで、水平設置時と同等の指向特性が得られる。

ユニットを組み替えて利用可能

 ポートに角度をつけることで、キャビネットに水が浸入しないようにする工夫や、進入した水分を排出するために、湿気を逃がすドレーンを備えるなどの対策を施して、耐水性を実現している。

 そのほか、グリル部は、2,000時間の塩水霧暴露試験を行なった耐腐食性の物を採用。国内の防水規格などには準拠していないが、同社独自の耐環境試験を実施するなどして、耐水性を確認しているという。

キャビネットに水が浸入しない工夫を施す 耐腐食性のグリルを採用 独自の耐環境試験を実施し、雨がかかる程度なら耐水性も確保されているという

 インピーダンスは8Ω(100W)で、ハイインピーダンスにも対応。マルチタップトランスを採用し、工具を使用せずに出力切替が行なえる。再生周波数帯域は65Hz~16kHz。最大音圧レベルは111dB(ピーク時)で、感度は85dB(1W/m)。

 本体のみの外形寸法/重量は380.8×215.9×177.8mm(幅×奥行き×高さ)/6kg。壁面設置用の専用ブラケットが付属。スピーカーの固定は、専用ブラケットを事前に壁面に固定した後、本体とブラケットをネジ1本で固定するだけで、取り付けが行なえる。

 別売オプションとして、壁内に埋め込んで設置する時に利用する「インウォール ジャンクションボックス」や、配線用配管などと連携するために利用する「オンウォール ジャンクションボックス」(各7,560円)も用意する。

標準で付属する専用ブラケット。後述のDS16S/SEにも同等のものが付属する オプションの「インウォール ジャンクションボックス」(左)と「オンウォール ジャンクションボックス」(右)。いずれも7,560円。

□ニュースリリース
http://www.bose.co.jp/news/2007/061202.html
□製品情報
http://www.bose.co.jp/pro/products/ds100se/index.html



■ コンパクトモデル「DS16S/SE」

 いずれも5.7cm径のフルレンジドライバユニットを備える小型スピーカーで、小規模店舗やテラスでの利用を前提に設計されている。

 2製品の違いは全天候対応のみで、DS16Sは室内専用モデル、DS16SEが全天候型モデルで、そのほかの仕様は2モデルとも共通。全天候型のDS16SEは、前述のDS100SEと同レベルの耐水性能を確保する。

DS16S/SE。外観は2モデルとも共通

 デザインはDS100SEなどと共通のシンプルなデザインを採用。指向特性は水平設置時で、水平170度/垂直160度。

 インピーダンスは8Ω(16W)で、ハイインピーダンスにも対応。マルチタップトランスも備える。

 最大音圧レベルは102dB(ピーク時)で、感度は84dB(1W/m)。再生周波数帯域は90Hz~16kHzで、水平設置時の指向特性は水平170度/垂直160度。

 本体のみの外形寸法/重量は250.2×117.1×124mm(幅×奥行き×高さ)/1.8kg。壁面設置用の専用ブラケットが付属する。

□ニュースリリース
http://www.bose.co.jp/news/2007/061201.html
□製品情報
http://www.bose.co.jp/pro/products/ds16s/index.html



■ 天井埋込型「DS100F」

 最大10mまでの高さの天井に埋め込んで利用する埋込型スピーカー。天井が高く、広さもあり、クオリティとパワーを両立した音響演出が必要な商業施設向けに設計されている。

 スピーカーユニットは、13cm径ウーファと5.7cm径ツィータ×1で構成される。

DS100F

 インピーダンスは8Ω(100W)で、ハイインピーダンスに対応。最大音圧レベルは111dB(ピーク時)で、感度は85dB(1W/m)。再生周波数帯域は65Hz~16kHz、指向特性は160度の円錐状放射。

 外形寸法は299×213.8mm(直径×奥行き)で、グリル部は直径253.3mm。重量は5.9kg。

□ニュースリリース
http://www.bose.co.jp/news/2007/061203.html
□製品情報
http://www.bose.co.jp/pro/products/ds100f/index.html


□ボーズのホームページ
http://www.bose.co.jp/

( 2007年6月12日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.