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株式会社iriver japanは、衛星を使用した有料の移動体向けモバイル放送「モバHO!」に対応した小型のビデオ/オーディオプレーヤー「U:MO(ユーモ)」を6月下旬より発売する。
iriver japanは、モバHO!で映像/音楽番組放送「モバイルUSEN」を展開している株式会社USENと、モバHO!事業を手がけるモバイル放送株式会社と業務提携し、U:MOを開発した。 U:MOの販売は、モバイルUSENクラブで先行予約を6月18日より実施、6月下旬より全国の家電販売店で発売する。端末の販売は行なわず、月額2,200円でレンタルされる。また、モバHO!の聴取料金として別途月額980円以上の音楽・映像視聴料が必要となる。 2.4型/320×240ドット、26万色表示の液晶ディスプレイを装備し、WMV/MPEG-4動画やMP3/WMA/OGG音楽の再生に対応したポータブルプレーヤー。内蔵メモリは1GB。ディスプレイの上下左右を押し込んでして操作する独自の「D-Click System」を採用している。ボディカラーはブラックとホワイトが用意される。
最大の特徴は、「モバHO!」の受信に対応したこと。本体上部に受信用のアンテナをセットし、モバHO!で放送されている、メジャーリーグベースボールやニュース、アニメなど8つの映像チャンネルや、40の音楽チャンネルを視聴できる。 U:MOのメインメニューから「モバHO!」を選択すると、番組情報を取得し、番組視聴が可能となる。番組表を利用して、任意の番組の録音/録画予約も行なえる。録画した番組については、U:MO以外の端末では再生できない。
オーディオ/ビデオプレーヤーとしても利用可能で、対応フォーマットは、音楽がMP3/WMA(8~320kbps)とOGG(Q1~Q10)で、WM DRM10にも対応する。動画はMPEG-4 SP(320×240ドット/2Mbps)、WMV(320×240ドット/768kbps)に対応。付属の転送ソフトiriver plus 3を利用して、U:MO用の動画を簡単に作成可能となっている。 また、JPEGやスライドーショー表示、テキスト表示に対応。Macromedia Flash Lite 2.1も利用可能で、Flashを用いたゲームも用意されている。FMチューナも内蔵し、FM録音も可能。ボイスレコーディングにも対応する。 ヘッドフォン出力は17mW×2ch(16Ω)で、S/N比は90dB(MP3時)。SRS WOWや、7種類のプリセットイコライザ、ユーザーEQを装備する。背面にはステレオスピーカーも内蔵している。 miniSDカードスロットを装備し、メモリ容量の拡張が行なえる。SDカードへのモバHO!番組録音/録画も可能となっている。PCとの連携はUSB 2.0で、USBストレージクラス(UMS)時の対応OSはWindows 2000/XP/Vista。 バッテリは、リチウムポリマ充電池。連続駆動時間は音楽再生時が24時間、MPEG-4動画再生時が約4.5時間。モバHO!の映像視聴時が約2時間20分、モバHO!の音楽聴取時が約3時間。外形寸法は約80.9×16.3×49.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約73.8g。 USENとiriverは、「ポケットにUSENを持ち運ぶ」をコンセプトに、2005年夏ごろより、協力をスタート。衛星を介して、リアルタイムに映像や音楽を受信して楽しめる携帯プレーヤーの共同開発を進めてきた。今後も、ブランド認知の拡大や、市場シェア獲得のための戦略的な製品投入などを図っていくという。
( 2007年6月18日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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