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沖電気、世界最小の16bitオーディオコーデック
-2×2.5mm。マイク内蔵ポータブル機器向け


ML2612/2614

6月20日より順次サンプル出荷

サンプル価格:525円


 沖電気工業株式会社は、16bitオーディオコーデックLSI「ML2612ファミリ」のサンプル出荷を6月20日より順次開始する。世界最小という2×2.5mm/W-CSPパッケージの「ML2614HB」、「ML2616HB」と、4×4mm/QFNパッケージの「ML2612GD」を用意し、サンプル価格はいずれも525円。量産は9月より開始する。なお、ML2616HBのみサンプル出荷が12月開始で、量産は2008年3月を予定。

W-CSP採用で小型化

 マイクアンプ、ADC、DAC、スピーカーアンプを1パッケージ化したオーディオコーデックLSI。マイクを内蔵するポータブル機器への搭載を想定する。マイクのインターフェイスはML2614HBはアナログ、ML2616HBはデジタル、ML2612GDはアナログ/デジタル選択可能となっている。

 ML2614HB/2616HBはウェハ状態で一括してパッケージングするW-CSP(Wafer level Chip Size Package) 技術を採用し、世界最小とする2×2.5mmサイズを実現。一般製品の1/3以下という小型化によりマイクの近くに実装でき、微弱信号も良好に録音できるとしている。

 また、特定周波数のシステムノイズを除去する5バンドのプログラマブルフィルタや、小型機器に特有の低域の弱さを補正する5バンドのプログラマブルイコライザを搭載する。サンプリング周波数は48kHzまでサポート。動作電圧は1.65Vで「世界トップクラスの低電圧」としている。


□沖電気工業のホームページ
http://www.oki.com/jp/
□ニュースリリース
http://www.oki.com/jp/press/2007/06/z07037.html

( 2007年6月20日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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