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デノン、HDMI Ver.1.3a対応の高級セパレートAVアンプ
-HDMI入力×6、出力×2。各735,000円


AVP-A1HD
10月下旬発売

標準価格:各735,000円


 株式会社デノンコンシューママーケティングは、AVアンプのフラッグシップモデルとして、セパレートタイプの「A1HD」シリーズを発売する。10月下旬発売で、AVプリ「AVP-A1HD」と、10chパワーアンプ「POA-A1HD」で構成。価格はどちらも735,000円。


■ AVプリ「AVP-A1HD」

AVP-A1HD

 HDMI Ver.1.3a入出力を搭載し、Blu-ray DiscやHD DVDに採用されたドルビーデジタル+(DD+)、ドルビーTrueHD、DTS-HD Master Audioなどの最新のサラウンド音声のデコードに対応したAVプリアンプ。端子数は入力×6、出力×2を用意。2系統のHDMIへ同時出力も可能で、プロジェクタと大画面テレビの同時表示も行なえる。

 新たに、「DDSC-HD」と呼ばれるサラウンド回路を搭載。従来の「D.D.S.C.(Dynamic Discrete Surround Circuit)」を「HDフォーマットに対応させた」というもので、信号処理回路のディスクリート化、デコーダ用の32bit DSP 3基、配線の最短化や電源/グラウンド電位の安定化を図り、マスタークロックの純度を高める設計、24bit/192kHz対応のDAC/ADCなどで構成されている。

 また、ピュアオーディオ用機器で採用されている独自の高音質技術「AL24 Processing Plus」にデータ拡張を行ない、より自然なアップサンプリングが行なえるようになったという「Advanced AL24 Processing」を全チャンネルに投入した。

 I/P変換や1080pへのアップスケールには、DVDプレーヤーのハイエンドモデル「DVD-A1XVA」に搭載された10bit I/Pコンバータ「REALTA」を使用。映像用DACには12bit/216MHz対応のものを採用。NSV(ノイズ・シェープト・ビデオ)技術も導入している。

 圧縮音楽ファイルの再生には、低域の力強さや高域の繊細さを補間するという「Compressed Audio Restorer」技術を適用。パワートランスとトランスプレートを介してボトムシャーシに固定するなど、筐体の振動対策も実施。電源部は用途別に独立したトランスを使用。各回路の相互干渉を防いでいる。

 Ethernet端子を備え、PCに保存したAAC/MP3/WAV/WMA/FLACの再生が可能。Wi-Fi接続にも対応できる。さらに、JPEG静止画のスライドショー表示や、MP3/WMA形式のインターネットラジオのストリーミング受信も行なえる。USB端子も備えており、ストレージクラスに対応したUSBメモリ内の音楽ファイルも再生可能。別売のiPod用コントロールドックも接続できる。

 付属のマイクで自動スピーカーセットアップが行なえる「Audyssey MultEQ XT」も使用可能。独自のデジタル伝送技術「DENON LINK」も、最新バージョンのDENON LINK 3rd Editionを搭載。THX Ultra2に準拠している。

背面

 パワーアンプとはアナログ接続。HDMIは入力×6、出力×2。映像入力はコンポーネント(BNC)×1、コンポーネント(RCA)×3、コンポーネント(RCA/D5兼用)×2。コンポジット×8、S映像×8。音声入力はアナログステレオ×11ch、アナログ8ch×1、光デジタル×5、同軸デジタル×4、BNCデジタル×2、DENON LINK×1、USB×2、バランス(XLR)×1。

 映像出力はコンポーネント(BNC)×1、コンポーネント(RCA)×1、コンポーネント(RCA/D5兼用)×1。コンポジット×6、S映像×5。音声出力はプリアウト×16ch、レックアウト×3、光デジタル×4、バランス(XLR)プリアウト×12。RS232Cやトリガー端子も用意。外形寸法は434×500×217mm(幅×奥行き×高さ)。


■ 10chパワーアンプ「POA-A1HD」

POA-A1HD

 定格出力300W×10ch(4Ω)、150W×10ch(8Ω)のパワーアンプ。全チャンネル同一クオリティを実現するため、構成するパーツやラジエータなどを各チャンネルで独立させたディスクリートモノラル構成を採用。チャンネル間の干渉を防いでいる。

 AVP-A1HDと組み合わせることで、全チャンネルの自由なアサインが可能。BLT接続やバイアンプ駆動にも対応できる。入力端子は10系統用意し、各チャンネルにバランス(XLR)とアンバランス(RCA)端子を用意。スピーカーターミナルも大型のものを採用している。

背面

 電源部には10,000μFのブロックコンデンサを20個搭載。大型トランスは左右のチャンネルで2個ずつ独立して搭載。それぞれのトランスの2次側から各チャンネルが独立しており、回路間の干渉を抑えている。

 コントロール端子としてRS232C×2、トリガー端子×1を搭載。外形寸法は434×530×280mm(幅×奥行き×高さ)。

□デノンのホームページ
http://denon.jp/
□ニュースリリース
http://denon.jp/company/release/newavamp.html

(2007年6月26日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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