|
バンダイビジュアル株式会社は27日、2008年2月期の第1四半期連結決算を発表。「コードギアス 反逆のルルーシュ」や「らき☆すた」などのヒット作に恵まれたが、売上高は前年同期比12.9%減の55億4,300万円、営業利益は同56.7%減の4億1,600万円、経常利益は同52.5%減の4億8,100万円、純利益も同66.2%減の1億9,000万円と、いずれも前年同期の実績を下回った。 これについて同社は、「当初の業績予想時において、重点商品の発売が下期偏重になっているため」と説明。中間期、および通期の業績予想については「不確定な要素が多い」として、現時点では4月発表の予想は変更しないという。 事業別の売上高実績では、パッケージソフトの事業が49億2,600万円、ライセンス事業が6億1,700万円で、構成比は88.9:11.1。 パッケージソフト事業では、前期より好調なテレビアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の関連商品が好調。「∀ガンダム」や「機動警察パトレイバー」などの旧作を新たにDVD-BOX化した「MEMORIAL BOX」シリーズも売上げに大きく貢献したという。 音楽ソフトでは、アニメの主題歌などを手掛けるALI PROJECTのベストアルバム「 薔薇架刑(そうびかけい)が発売2カ月8万枚の売上げを記録。また、アニメ「らき☆すた」のオープニングテーマ「もってけ! セーラーふく」は、6月4日付けのオリコンウィークリーランキングで2位を獲得。12万枚を超えるヒットになったという。 今後のソフト展開については、「アイドルマスター XENOGLOSSIA」や「機神大戦ギガンティック・フォーミュラ」など、4月放送のテレビアニメのパッケージ化を7月から開始。旧作品のDVD-BOX化も「新機動戦記ガンダムW」、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」、「劇場版 宇宙戦艦ヤマト」などを予定している。
また、6月26日の「FREEDOM」第1巻HD DVD版(北米版)を皮切りに、7月からは「オネアミスの翼」や「パトレイバー」などのBlu-ray Discビデオ、HD DVDビデオ版を投入。音楽ソフトでは「らき☆すた」やJAM Projectなど、人気作/アーティストの新商品展開を図るとしている。
□バンダイビジュアルのホームページ
(2007年6月27日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|