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オンキヨー株式会社は、HDMI Ver.1.3aに対応したIntegraシリーズのAVプリアンプ「DTC-9.8」を7月20日より発売する。価格は231,000円。専門業者がシアタールームの施工や機器設置、調整などを行なうカスタムインストール市場で販売する。 HDMI入力を4系統、出力を2系統搭載するAVプリアンプ。Ver.1.3aに対応し、Blu-ray DiscやHD DVDに採用されたドルビーデジタルプラス(DD+)、ドルビーTrueHD、DTS-HD Master Audioなどのサラウンド音声のデコードに対応する。映像は1080/24p信号に対応するほか、「DeepColor」や「xvYCC(x.v.Color)」もサポート。映像と音声間の遅延を補正するリップシンク機能にも対応する。 コンポジットやS映像、コンポーネントなどの入力映像も1080pへアップスケーリングして、HDMI端子から出力可能。アップスケーリングには、Silicon Optix製の「HQV Reon-VX」を使用し、高品位な変換を実現したとしている。映像信号のスルー出力にも対応する。 バーブラウン製の24bit/192kHz対応オーディオDACを全チャンネルに装備。DA変換後に残存するパルス性デジタルノイズを低減する独自の「VLSC」回路も全チャンネルに備える。小音量時でもバランスのとれた再生が行なえる「リニア・オプティマム・ゲイン・ボリューム」や、小音量再生時にダイナミックレンジ幅を適切なレベルに設定する「レイトナイト機能(ドルビーデジタル/DD+/TrueHD再生時)」などを装備。 ダウンミックス時に、フロントチャンネルのダイナミックレンジやS/N比などの劣化を防止する「ノンスケーリング・コンフィギュレーション」回路や、高音域が強調された劇場用音声を適切なバランスに補正する「Re-EQ」回路、低音再生を力強くする「ダブル・バス」回路などを搭載。「THX Ultra2」に準拠する。 付属のマイクを利用し、自動でスピーカーセットアップが行なえる「Audyssey MultEQ XT」も利用可能。 電源部は、アナログオーディオ回路、映像回路などの各回路ごとにトランス、電源整流回路とも独立分離して配置し、互いの干渉を抑える。また、アナログオーディオ回路には、大型のトロイダルトランスを採用する。
クレストロンのe-controlやAMXのDuet機器と接続するためのEther端子も備えているほか、RS232端子や12Vトリガー端子も装備。リモコン操作用のIR端子(入力2系統、出力1系統)や、オンキヨー製品などと連携するためのRI端子も備える。 そのほか、HDMI経由で、他社製のCEC(Consumer Electronics Control)対応機器の連動操作が行なえる「RI HD機能」も搭載。 別室でも同時に音楽を楽しむためのZone 2/3出力端子も装備。Zone 2は映像出力にも対応する。 HDMI以外の映像入力端子は、D4×3、コンポーネント×3、S映像×6、コンポジット×6。映像出力はD4×1、コンポーネント×1、S映像×2、コンポジット×3(Zone2含む)。音声入力は光デジタル×3、同軸デジタル×3、アナログステレオ×10、7.1chアナログ×1、バランス(XLR)×1。音声出力は光デジタル×1、アナログステレオ×2、7.1chアナログ×1、7.1chバランス(XLR)×1、Zone2×1、Zone3×1。 外形寸法は435×444.5×194mm(幅×奥行き×高さ)、重量は13.1kg。 □オンキヨーのホームページ ( 2007年6月28日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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