オープンソース、改造iPod付デジタル出力Dockを発売 －325,500円。改造iPodは初期不良のみ対応

6月28日発売 直販価格：325,500円(iMSB-Link) 　　　　　499,800円(Power DAC)

　オープンソース･ジャパン株式会社は、デジタル出力対応の改造iPodと米MSB Technology製のiPod用Dockをセットにした「iMSB-Link」を6月28日より販売開始した。同社直販サイトでのみの販売となり、価格は325,500円。

　iMSB-Linkは、付属の改造iPodを接続して利用することで、iPodで再生する音声を直接デジタル出力可能。Dock内にバッファ用のメモリを内蔵し、メモリ内に保存したデータからクロック・ジッタを除去してデジタル出力を行なう。iPodの充電にも対応する。

　音声入力は改造iPodのDockコネクタからのデジタル入力にのみ対応し、通常のiPodなどを接続しても動作しない。音声出力は、同軸デジタル、光デジタル、バランスを各1系統備える。

　改造iPodのDockコネクタに接続するRF無線方式のトランスミッタが付属。iPodからのデジタル音声をワイヤレスでDockに送信することもできる。

　付属する改造iPodのHDD容量は80GB。iPodは、内部の配線を調整することで、Dockコネクタの音声出力部をデジタル化している。Dockコネクタの音声出力部を変更するため、他のDock対応機器との互換性については保証していない。

　また、改造時に蓋を開けるため、アップルの保証はなくなるほか、同社での保証についても初期不良交換の7日以内のみとなっている。

背面端子類	ワイヤレス送信ユニットが付属

　iMSB-Linkとの接続を推奨するD/Aコンバータとして「Power DAC」も発売。直販価格は499,800円。

　米MSB Technology製のDAC。独自開発の「16x Digital Filter」を採用。ダイナミックレンジは136dB、S/N比は140dB。音声入力端子として、光デジタル、同軸デジタル、バランス、AES/EBUを各1系統装備。音声出力は、バランスとアナログ音声(RCA)を各1系統備える。

Power DAC	背面端子類	バッテリが付属

起動画面で、OSが選択できる

　そのほか、第5世代iPodに、iPodLinuxと、オープンソースで開発されるプレーヤー用OS「ROCKbox」をインストールするサービス(14,700円)や、このOSがインストール済みのiPodの販売も実施。HDD容量30GBモデルは42,000円で、80GBモデルは55,650円。

　iPodLinuxやROCKboxがインストールされたiPodは、起動時にメニューが表示され、通常のiPodだけでなく、LinuxやROCKboxを選択して起動できるようになる。Linux起動時には、専用に用意されたソフトウェアなどが利用できる。

　なお、iMSB-Link付属の改造iPodについても、ROCKboxなどがインストールされている。

□オープンソース･ジャパンのホームページ
http://www.opensource.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.opensource.co.jp/item/242
□販売サイト
http://www.rakuten.co.jp/osj-online/

( 2007年6月29日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]

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