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松下電器産業株式会社は3日、4倍速BD-R記録に対応したBlu-ray Discドライブを開発したと発表した。 今回開発したドライブユニットの特徴は、既存の2倍速BD-Rドライブで広く採用されている出力130mWの青紫色レーザーで、4倍速記録/再生を実現すること。 4倍速記録のためには、2倍速記録に対し約1.3倍の出力180mWのレーザーが必要とされていた。新ドライブユニットでは、新たに光量を最適化するフィルタを用いて、青紫色レーザーの低ノイズパワー領域を有効活用するレーザー光調整技術を導入。130mW出力のレーザーでの4倍速記録を達成したという。 さらに、記録条件を自動検出/調整し、レーザー波形を最適化するレーザー制御技術や、ゆがみを補正しながらノイズを低減し、再生する復号化処理技術などを導入し、安定した4倍速での記録/再生を可能とした。 3月にBlu-ray Disc Associationで承認された「Blu-ray Disc Recordable Format Part 1 Version 1.2」に準拠。BD-Rの4倍速記録対応した1層/25GBディスクへのデータコピーは約23分、2層/50GBディスクは約46分で実行できる。 同社では、パソコン用ドライブとしての展開を予定している。また、7月25日にはデータ用の1層/25GB、9月25日には2層/50GBの4倍速対応メディアを発売する。 □松下電器産業のホームページ ( 2007年7月3日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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