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パイオニア、DTS-HD Master Audio/TrueHD対応AVアンプ
-プラズマTVのマッチする薄型スピーカー「S-LX」も


10月上旬発売

標準価格:60,000円~240,000円


パイオニア株式会社は、DTS-HD Master AudioやドルビーTrueHDなどのデコードに対応したAVアンプ「VSA-LX70」を10月上旬に発売する。価格は235,000円。

 また、同じLX70シリーズとして、同社プラズマテレビとのマッチングを考慮したというスピーカー「S-LX」シリーズも10月下旬に発売する。各モデルの価格は下表の通り。

タイプ 品番 価格
2ウェイ S-LX70-LR 240,000円(ペア)
2ウェイセンター S-LX70C 125,000円
サブウーファ S-LX70W 200,000円
S-LX70-LR用
フロアスタンド
CP-LX70 80,000円(ペア)
S-LX70-LR用
テーブルトップスタンド
CP-LX70TS 60,000円(ペア)


■ AVアンプ

VSA-LX70

 HDMI Ver.1.3aを搭載し、次世代音声フォーマットであるDTS-HD Master Audio、ドルビーTrueHDのデコードに対応。これらの音声フォーマットをビットストリーム出力可能なプレーヤーと組み合わせることで、AVアンプ側でのデコードが可能。ドルビーデジタルプラスやDTS EXPRESS(BD/HD DVDのサブオーディオ、または放送用やメモリーオーディオ用などに、最大5.1ch音声を低ビットレートの固定データ転送方式でサポートするフォーマット)にも対応している。

 また、接続したマルチウェイタイプのスピーカーにおいて、スピーカー内のネットワークで音声信号を各ユニットに分配する際、時間的なズレが生じることに注目。AVアンプでこのズレを測定/分析することで、これを補正するという世界初の技術「フルバンド・フェイズコントロール」を搭載した。ユニット間のズレや、スピーカー間の群遅延特性差も同時に補正でき、理想的なステレオ/サラウンド再生が行なえるという。

 自動音場補正機能「Advanced MCACC」もブラッシュアップ。精度を高め、スピーカーまでの距離測定の最小単位を従来の5cmから1cmに変更。より正確な距離補正を実現したという。また、付属のマイクを設置し、ボタン1つで自動計測/補正する「オート MCACC」モードも備えている。

 HDMI Ver.1.3aのDeep Colorもサポート。同社プラズマテレビの対応モデルなどで12bitの色深度を伝送/表示できる。SD映像を最大1080pまで変換できるアップスケーリング機能を装備。映像回路にはファロージャのDCDiを採用し、高速なI/P変換を実現している。

 USB端子に加え、iPod接続用専用端子も装備。内部に保存された音楽ファイルを再生できるほか、Ethernet端子も備え、DLNAクライアント機能も装備。ネットワーク経由でPC内のMP3、WMA、AAC、FLAC、WAV(リニアPCM)ファイルも再生可能。WMA9 Proデコーダも備えている。また、ネットラジオの受信にも対応している。

 最大出力は220W×7ch(6Ω時)。サラウンドバック用アンプを使ってフロントスピーカーをバイアンプ駆動する「フロントバイアンプ」も可能。DACはΔΣ型の24bit/192kHz対応モデル。パワーアンプには低インピーダンス化とモジュール最小化で不要輻射を低減したという「ダイレクト エナジー パワー エンジン」となっている。

 HDMI入力は4系統装備。音声入力はアナログ(RCA)×11、同軸デジタル×2、光デジタル×5。映像入力はD4×2、コンポーネント×3、コンポジット×7、S映像×5。USB端子×1、iPod用端子×1も備えている。映像出力はHDMI×1、D4×1、コンポーネント×1、コンポジット×4、S映像×3。音声出力はアナログ(RCA)×4、光デジタル×2、マルチチャンネルプリアウト×1。外形寸法は420×459×187mm(幅×奥行き×高さ)。重量は17kg。消費電力は380W。

□ニュースリリース
http://pioneer.jp/press/release592-j.html


■ スピーカー

左からS-LX70-LR、S-LX70C、S-LX70-LR、S-LX70W

 「プラズマテレビのあるリビングシーンにマッチするスピーカー」をコンセプトに開発。薄型ながら、同社のEXシリーズの技術を盛り込んだユニットを採用している。また、全モデルに「フェイズコントロール」技術を投入。ネットワークの位相特性のマッチングなどを行なうことで、つながりの良い音を目指している。

 フロント/リア用の「S-LR70-LR」と、センター用「S-LX70C」の主な仕様は共通。薄さ70mmの2ウェイスピーカーで、2.5cm径のチタン製ドーム型ツイータと、13cm径のウーファを2基搭載したダブルウーファ仕様。2ウェイ3スピーカー構成となっている。

 新開発のウェーブガイドを採用することで指向性をコントロール。プラズマテレビの両脇に設置した時に発生するパネルによる音の反射を軽減。センターを使わない2.1ch再生時でも、指向性をコントロールしてスイートスポットを拡大している。

 サブウーファ「S-LX70W」は30cm径のコーン型ウーファを採用。最大出力500Wのデジタルアンプも内蔵。ユニットにはEXシリーズの新モデルにも採用されている「LDMC磁気回路」を投入。不均一な磁束による歪みの発生を防いでいる。エンクロージャは密閉型。詳しい仕様は下表の通り。

 また、S-LX70-LR専用のフロアスタンドや、デスクトゥップスタンドも同時発売される。

品番 S-LX70-LR S-LX70C S-LX70W
種類 2ウェイ 2ウェイセンター サブウーファ
ユニット 2.5cm径ツイータ×1
13cm径ウーファ×2
30cm径ウーファ×1
インピーダンス
内蔵アンプ
最大出力
500W
再生周波数帯域 40Hz~50kHz 25Hz~4kHz
(フィルタバイパス時)
クロスオーバー周波数 1.7kHz 50~200Hz可変
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
175×70×722mm 722×70×175mm 362×362×365mm
重量(1台) 5.2kg 18.2kg

□ニュースリリース
http://pioneer.jp/press/release591-j.html

□パイオニアのホームページ
http://pioneer.jp/

(2007年8月2日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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