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4月から放送中のテレビアニメ「アイドルマスター XENOGLOSSIA(ゼノグラシア)」のDVDリリースが7月27日からスタート。その発売を記念し、7月29日に東京・田無の西東京市民会館にてイベントが開催。当日は急な雷雨に見舞われたものの、会場には多くのファンが集まり、出演声優によるステージを楽しんだ。 「アイドルマスター XENOGLOSSIA」は、アーケードゲームとして登場し、Xbox 360用に移植され人気を博しているアイドルプロデュースゲーム「THE IDOLM@STER」をベースとしたテレビアニメ。「アイドルマスター XENOGLOSSIA」では設定やストーリーを大幅にアレンジ。ロボットアニメーションになっている。 物語の舞台は月が崩壊してから約百年が過ぎた地球。そこでは、地球に降ってくる砕けた月のカケラ(ドロップ)による被害を防ぐため、それを大気圏外で破壊する「iDOL(アイドル)=隕石除去人型重機」が活躍していた。 「iDOL」を操縦できるのは、選ばれた少女たち「アイドルマスター」だけ。彼女達の使命は、学業生活のかたわら「iDOL」に乗って、地球を守ること。主人公の元気少女・天海春香は、意思を持つiDOL「インベル」と出会い、アイドルマスターへと成長。だが、対抗する謎の組織トゥリアビータのiDOLが、彼女達の前に立ちふさがる。
大胆なアレンジが加えられたことや、人気アニメシリーズ「舞-HiME」などを手がけたスタッフが制作を担当しているなど、話題の多い作品。ドラマとしての完成度は高く、個々のキャラクターの内面や、それが原因で引き起こされる衝突、それを乗り越えての友情などを丁寧に描いているのが特徴。サンライズならではの硬派な戦闘描写も物語を引き締めている。放送は17話まで行なわれているが、仲間の裏切りなど、大きな転機を迎えている。 DVDの第1巻は5,250円で、第1話「上京ペンギン」と第2話「アイドルのマスター」を収録。新作映像も収録するほか、初回封入特典DVD「アイドルマスターを探せ!」には、声優総勢23名のコメントとアフレコ風景が収められている。2巻以降は3話収録となり、価格は各7,140円となる。発売はバンダイビジュアル株式会社。
■ 熱狂のステージ
イベントでは18話「夜」の先行放送が行なわれた後、出演声優がステージに登場。主人公・天海春香(あまみはるか)役の井口裕香さん、彼女の親友で芸能人・高槻やよい役の小清水亜美さん、春香をバックアップする萩原雪歩(はぎわらゆきほ)役の堀江由衣さん、天才アイドルマスター・菊地真(きくちまこと)役の喜多村英梨さん、姉御肌の整備士・秋月律子(あきづきりつこ)役の中原麻衣さん。
さらに、本物のアイドルでありながら、iDOLの整備クルーでもある双海亜美(ふたみあみ)役の名塚佳織さん、亜美の双子の妹で、7年前から行方不明の双海真美(ふたみまみ)を演じる斎藤桃子さん、 春香と敵対するライバル・如月千早(きさらぎちはや)役の清水香里さんが登場。豪華なステージを繰り広げた。 ネットラジオ「春香とやよいの弥生式らじお」の公開録音では、井口さんと小清水さんが息の合った司会を展開。さらに、ゲストとして中原さん、名塚さん、斉藤さんが参加。自分が勘違いしていたことを暴露する「嗚呼、かんつがい」コーナーでは、「 月極プールは泳ぐものだと思っていた」(中原さん)、「ツララのことをトロロと呼んでいた」(名塚さん)、「子供の頃お婆ちゃんに“私二十歳よ”と言われてそのまま信じていた」(小清水さん)など、爆笑トークが展開。
公録の第2部では、堀江さん、喜多村さん、清水さんがゲスト。トークは脱線の連続で、喜多村さんがドラマCDでカニゾウという個性的なキャラを演じたことから、それぞれが動物のモノマネを披露することに。堀江さんへのお題は、井口さんらが中心となり「キリンやって!!」という難題が。堀江さんは「皆はキリンが鳴いているとこ聞いたことあるの!?」と反論しつつも、「キューキュー」という独創的なキリン声の鳴き声(?)を披露。そこからヘリコプターの飛行音につなげるという妙技を披露し喝采を浴びた。
続いて、iDOLが隕石の破壊を任務としていることから、リスナーの消してしまいたいものを井口さんが叫びとともに破壊する「弥生式ライブシュート」のコーナー。ゲストから提案される様々な「破壊して欲しいもの」を、井口さんが即興の叫び声とともに破壊。そのたびに爆笑が巻き起こった。
ステージではその後もクイズやライヴが展開。橋本みゆきさんが、「微熱S.O.S!!」と「ムーンライト・ラビリンス」を披露。井口さんと小清水さんも、ネットラジオの主題歌「恋だもん~初級編~」を熱唱。「さっき裏で、堀江さんと清水さんに即席で付けてもらった」という振りも交え喝采を浴びた。
イベント終了後のインタビューでは、声優さん達から「DVD発売イベントをこんなに大々的に出来る事はあまり無いので、とにかく凄いなと感じました」(中原さん)、「お客さんが作品やキャラクターを応援してくれるのが伝わり、アイマスの一員でよかったなと思った」(喜多村さん)など、「アイマスの人気の凄さを肌で感じた」という感想が多数。「応援してもらえればきっとまたイベントができるので、その時にまた遊びにきてください」とステージに幕が降りた。
□バンダイビジュアルのホームページ
(2007年8月3日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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