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「ANiMO」は、「アニメーション」+「モバイル」&「ムービー」を組み合わせた造語。4月よりテストモデル的に開始したサービスで、既に「銀河鉄道999」や、「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」、「ゲゲゲの鬼太郎」、「おジャ魔女どれみ」などがスタートしている。 今回開設された、ドラゴンボール☆ANiMOの通貨単位(ポイント)はゼニーとなっており、月額課金として315円と525円の2コースが用意され、それぞれ300ゼニーと500ゼニーに交換される。また、両コースに登録すると840円で800ゼニーに加え、100ゼニーがプレゼントされる。
コンテンツ自体は都度課金となっており、1話100ゼニーで視聴できる。購入したコンテンツは、月額料金を支払った同月内は見放題だが、月額課金の支払いをやめると、次月から見られなくなる。また、105円で100ゼニー、315円で300ゼニー、525円で500ゼニー、1050円で1000ゼニーを追加購入することもできる。
対応端末は「FOMA902iシリーズ以降」で、au、ソフトバンクに関しては現在開発中としている。なお、PC向けの配信については、「未定だが、検討はしている」(同社)という。
動画配信以外にも、ドラゴンボールの世界観に合わせた各種機能を実装。「すぐGET」機能は、動画再生中に「すぐGETウィンドウ」に指示が表示され、指示通り操作して成功すると、映像やキャラクターボイスを、着モーションや着ボイスとしてダウンロードできる。
ドラゴンボールを揃えると、「神龍」が登場。願いを聞いてくれる。また、「ドラゴンボールアドレス帳」で使用しているキャラクターの着モーションをダウンロードして、着信音に設定可能。キャラクターの成長レベルが10アップするごとに、着モーションもレベルアップする。 その他にも、オリジナル「Flash待受画像」や「発着信アニメ」、TVアニメ全シリーズのオープニング/エンディングの「着うた」や「着メロ」、そして動く「グリーティングメール」など、定番のコンテンツも配信する。
同社では、「早期会員10万人達成、今期中に2億円の売り上げを目指す」(同社)としている。
● 野沢さんの生「かめはめ波」に、眞鍋さんと時東さんも感激
今回のサービスについて、同社の代表取締役社長 高橋浩氏は、「週刊少年ジャンプで'84年に連載開始、'86年にフジテレビ系列で放送開始したドラゴンボールは、集英社と東映アニメーションを代表する作品であり、日本を代表するコンテンツとなっている」と、ドラゴンボールへの特別な思いを語った。
また、「創立50周年の強化事業として、携帯電話向けコンテンツをスタートし、本日のための布石を打ってきた。携帯電話は目覚しい進化を続けており、これからは動画配信が主要なコンテンツとなる時代に入ってきている。単行本の発行部数が全世界で2億5,000万部を超え、アニメーションも国内で最高視聴率34%台を記録したドラゴンボールで、動画配信の波に乗り、さらにビッグウェーブを引き起こすために、携帯電話で先行配信する」と今回のサービスの意義を説明した。
また自社の携帯サイトとの関係については、「昨年5月から、漫画の携帯配信を開始して、現在では1億円以上を売り上げている。また、ジャンプの携帯サイトでは、30万人以上の有料会員がいる。今回、東映アニメが配信することでさらに盛り上がることを期待している」とした。
孫悟空、孫悟飯、孫悟天を演じ分けている野沢さんは、「自分では使い分けているつもりはないんですよ。絵があれば、そこにすっと入っていて、悟空が出てくれば悟空、悟飯が出てくれば、悟飯に入っていける」という。 また、3人が一緒に出てくるシーンでは「普通は、一人ずつ録っていくんですけど、私の場合は、一緒に会話しちゃうんですよ。戦闘シーンは大変ですよ。悟空の姿が見えない速さですから、どこから出てくるか、この線が悟空って聞かないとダメです」とベテランの技を紹介した。
ドラゴンボール世代の眞鍋さんは、「幼稚園の時のお遊戯とかで、歌を歌ったり、そのぐらいからドラゴンボールに親しんでいます。一緒に大きくなってきたという感じがして、自分のベースになっています。(野沢さんと悟空が一緒で)心拍数が上がっちゃて、ドキドキしています」。 ドラゴンボールが始まった翌年に生まれた時東さんは、「テレビでドラゴンボールを再放送をやっている世代なので、そこから見てました」という。一番好きなキャラクタは、「カリン様。かわいくて好きです」。眞鍋さんも、「かわいい」と身もだえしていた。
4人は実際に携帯電話を手渡されて、ドラゴンボールZを鑑賞。野沢さんは「凄いですよね。電話を持ち歩くというのすら、びっくりしているのに、凄すぎです。凄くうれしい」と大喜び。 眞鍋さんは、「携帯でこんなに綺麗に見られるとは思わなかったですね。TV画面で見るのと変わらない画質です」。時東さんも「本当に携帯っ子なので、携帯で見れるというのが、すごいうれしいんですよ。しかも画質が超イイ。音もいいですね」と、クオリティの高さに驚いていた。 眞鍋さんは、「私の世代にはかなりグッとくる。私もうれしいんですけど、漫画ではなかったシーンがアニメにあるので、再発見してほしいなと思います」とマニアックにアピール。時東さんは、「色んなところで見られるので、私もハマって、仕事の合間とかでも見ちゃうと思うんですけど、皆さんにもハマってくだい」とPRした。
最後に野沢さんが孫悟空の声で、「いつでも、おめーと一緒だ。会いたくなったら、すぐ見てくれよな」と締めくくると、眞鍋さんは「涙が出そう!」、時東さんは「贅沢!」と大いに盛り上がった。
( 2007年8月21日 ) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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