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ドイツのベルリンで開催されている「IFA 2007」において東芝は31日、欧州市場向けに第3世代のHD DVDプレーヤー2モデルを投入すると発表した。どちらも10月の発売を予定している。 上位モデルの「HD-EP35」はドルビーTrueHDやDTS-HDなどのハイビットレートオーディオのビットストリーム出力に対応。各色8bitを超える色深度を扱えるDeepColorもサポートしており、想定価格は449~499ユーロ。 下位モデル「HD-EP30」はビットストーム出力やDeepColorには非対応だが、想定価格は349~399ユーロとなっている。そのほかの機能的な違いは、「EP35」のみアナログの5.1ch出力端子端子を備えている。
両モデルとも同社液晶テレビ「REGZA(レグザ)」とHDMI接続することで、連携動作が行なえる「レグザリンク」に対応。また、HDMI出力では1080/24p出力もサポートしている。なお、現在欧州にて販売されているHD DVDプレーヤー「HD-XE1」、「HD-EP10」についても、近日中にアップデートで1080/24pをサポートする予定。 また、これに合わせて欧州のHD DVDプロモーショングループは、各社の新HD DVDプレーヤーのラインナップを発表。さらに、2007年にリリース予定のHD DVDビデオソフトも発表している。 ハードウェアでは、マイクロソフトが欧州向けにXbox 360用HD DVDプレーヤーを179ユーロで販売することをアナウンス。さらに、オンキヨーもHD DVDプレーヤーとして、1080/24pに対応し、ハイビットレートオーディオのビットストリーム出力が行なえる「DV-HD805」を発表した。 ほかにも、カナダのVenturer Electronicsが、HD DVDプレーヤーとしては最も低価格だという300ユーロ以下で「SHD7000」を、年末に欧州市場に投入するという。同モデルは1080i出力までのサポートとなる。 また、東芝のHD DVDプレーヤー購入者には、ワーナーやユニバーサル、パラマウントなど、欧州スタジオのHD DVDタイトルの中から、5本(約125ユーロ相当)をプレゼントするキャンペーンも実施。Xbox 360 HD DVDプレーヤーでも、3本のHD DVDソフトがもらえるキャンペーンを行なうという。 ソフトのラインナップでは、年末にパラマウントが欧州市場向けとしては初めて、HD DVDのみでタイトルを発売。作品は「スタートレック」。ユニバーサルはTVシリーズ「Heroes Season1」を年末に発売。また、ドイツのKinowelt Germanyからは、豊富なインタラクティブ機能を盛り込んだという「ターミネーター2 アルティメットエディション」がリリースを控えている。 ほかにも、約30のヨーロッパの映画会社がタイトルを投入予定。ドリームワークス・アニメーション、パラマウント、ユニバーサル、ワーナーブラザーズなどから10月から12月にかけて、合計150本以上の新タイトルが発売されるという。
□東芝のホームページ □IFA 2007ベルリンショーのホームページ(英文)
(2007年8月31日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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