IFA 2007【シャープ編】超薄型テレビ、BDプレーヤー －64型/2K4K液晶などの先進技術展示も

会期：8月31日～9月5日 会場：メッセ・ベルリン見本市会場

　IFA開催前から、薄型テレビの新技術で注目されていたシャープは、今後期待される技術の展示にも大きなウェイトが置かれていることが感じられた。また、BD関連の展示が充実しつつあることで、フルHDによる相乗効果への期待も感じられた。

　注目されていたのは、前日のプレスカンファレンスで披露された超薄型の液晶テレビ。真横から眺めて感心する来場者が多く見られた。また、「世界最大」とする64型/2K4Kの“Super High Resolution”液晶によるデモ再生も実施された。

屏風タイプや収納式の超薄型テレビが一般公開された

64型/2K4K液晶ディスプレイによるデモ再生	ブース入り口には108型液晶	液晶テレビの技術展示。PAL圏で“倍速駆動”は100Hzだが、IFAに登場した液晶テレビでも、他社を含め既に導入されつつある

　BD関連では、プレス発表で披露されたBDプレーヤー「BD-HP20S」に加え、「AQUOS AUDIO」シリーズも展示。BDプレーヤー採用の1ビットシアターシステム「BD-MPC70」や、スピーカー内蔵ラック「AN-ACS1」をプロトタイプとして展示していた。

　BDプレーヤーは、1080/24p出力にも対応。ドイツで2007年第4四半期の発売を予定する。HDMI Ver.1.3準拠で、ドルビーデジタルプラスとドルビーTrueHDの7.1ch出力までをサポート。HDMIのほかに、コンポーネント出力も装備。音声出力は光/同軸デジタルに加え、5.1chアナログ出力も用意する。

BDプレーヤー「BD-HP20S」	BD対応1ビットシアターシステム「BD-MPC70」。右はメインユニット部

　電源を入れて数秒で再生できるというクイックスタート機能を搭載。そのほか、HDMI経由で液晶テレビなどと操作を連携できるCEC機能「AQUOS LINK」(日本名はAQUOSファミリンク)もサポートする。

　デザイン面では本体の高さを68mmの薄型とし、ブラックのピアノフィニッシュを施している。フロントパネルは鏡面仕上げ。

スピーカー内蔵ラック「AN-ACS1」		そのほか、日本向けの携帯電話でテレビ機能の先進性をアピール、多くの来場者が手にとっていた

□IFA 2007ベルリンショーのホームページ(英文)
http://www.ifa-berlin.com/
□IFA 2007のホームページ
http://www.phileweb.com/ifa/

( 2007年9月3日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

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