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ワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社(ワーナー・ホーム・ビデオ)は、映画「ブレードランナー」を12月14日にBlu-ray DiscビデオとHD DVDビデオで発売する。また、アルティメット版のDVD 2種類も同時にリリースする。 いずれのフォーマットも、製作25周年を記念して、リドリー・スコット監督自らが再編集した2007年度版の本編「ブレードランナー ファイナル・カット」を収録。また、DVDのアルティメット版は、それを合わせて、現存する5バージョンの本編全てを収録している。 また、BD/HD DVDビデオ版を含め、音声や映像などの仕様は未定となっている。
■ BD/HD DVDビデオ版 どちらも本編ディスクのみの1枚組み。音声や特典の仕様は未定。収録する本編は、新たに編集された2007年度版「ブレードランナー ファイナル・カット」となっている。
■ DVDビデオ版 DVD 5枚組みの「アルティメット・コレクターズ・エディション」に加え、それに特典グッズなどを加えた「アルティメット・コレクターズ・エディション・プレミアム」も用意。前者は初回限定、後者は1万セットの限定生産となっている。 5枚のディスクに、前述の25周年記念「ブレードランナー ファイナル・カット」に加え、現存する合計5バージョンの本編を全て収録。具体的には、劇場公開前のリサーチ試写で使用された、オリジナル本編「ブレードランナー」ワークプリント(1982)、米国劇場公開版「ブレードランナー」(1982)、そして同年の「ブレードランナー 完全版」、音声・画質を初リマスターした「ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版」(1992)を収める。 なお、「ワークプリント版」、「米国公開版」、「ブレードランナー 完全版」はいずれも初DVD化となっている。 また、長編ドキュメンタリーや映像特典も収録。英Channel4が製作した長編ドキュメンタリー「On the Edge of Blade Runner」や、「デンジャラス・デイズ:メイキング・オブ・ブレードランナー」を収録。さらに、初収録となるメイキングとして、フィリップ・K・ディックのインタビュー音声やポストプロダクション映像も収めている。 「アルティメット・コレクターズ・エディション」はこのDVDに加え、20ページのブックレットを同梱。アウターケースも付属する。
「アルティメット・コレクターズ・エディション・プレミアム」に収録する5枚組みDVDは、前述のものと同じ。さらに、封入アイテムとして「スピナー」と「ユニコーン」のオリジナルフィギュアや、オリジナルのチェンジング・レンチキュラー(立体画像)、リドリー・スコットからの手紙、オリジナルフォルダー入りシド・ミード 絵コンテ集(5~8枚)、20ページのブックレットを同梱。DVDを含め、これらはオリジナル・ブリーフケースに収録される。 SF映画の金字塔「ブレードランナー」は、フィリップ・K・ディックの小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を原作とした映画。舞台は2019年。酸性雨が降りしきるロサンゼルス。強靭な肉体と高い知能を併せ持ち、外見からは人間と見分けが付かないアンドロイド“レプリカント”5体が、人間を殺して逃亡していた。 解体処分が決定した5体を処刑するため、レプリカント専門の賞金稼ぎ「ブレードランナー」であるデッカード(ハリソン・フォード)は、単独追跡を開始するのだが……。
デッカードとレプリカントのリーダーであるロイ(ルドガー・ハウアー)が対峙するクライマックス・シーンや、東洋と西洋の文化が入り乱れカオスと化した未来都市ロサンゼルスの描写は、後のSF映画に大きな影響を与えた。
□ワーナー・ホーム・ビデオのホームページ
(2007年9月3日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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