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ソニーは10日、アクティブスピーカー内蔵の踊る音楽プレーヤー「Rolly」(ローリー/SEP-10BT)の発売を記念した招待制イベントを都内で開催。特徴とする「モーション機能」のデモなどを行なった。
「Rolly」(9月29日発売/ソニースタイル価格39,800円)は、1GBメモリを内蔵したミュージックプレーヤーで、液晶ディスプレイを搭載しないシンプルなUIや、音楽に合わせた自動のダンス、モーションのカスタマイズが行なえることが大きな特徴。 製品の概要や、具体的なモーションの種類などは、ニュース記事とレビューに掲載している。なお12日より、銀座ソニービルや大阪ソニースタイルストア、お台場ソニースタイルではショールームにてRollyを先行展示する。
会場では、ツアー形式のプレゼンテーションでRollyの概要を紹介。最初に「楽曲」、SEなどの「環境音」、「トーキング」のサンプルデータを用いて、あらかじめカスタム登録された動きをRollyが実践。それぞれ音源に応じた動きを見せた。 「音楽を聴くだけでなく、目でも楽しむユーザー体験を提供する」と紹介された通り、「アーム」と呼ばれるフタの部分とホイール、イルミネーション(サイドランプ)で複雑な動きを構成。会場の報道陣も注目していた。再生音は、「反射を利用して本体の上部に立体的な音像を作りだす」としており、本体の向きにより音が聴こえにくくなるといった状態にはならなかった。 操作には、本体の「プレイボタン」やホイールの回転を使用。横置きのまま本体を回転させることでボリューム調整や曲送り/戻しといった操作が行なえる。トラックの移動などは音声で通知されるが、音声通知や操作の効果音などはOFFにもできるため、慣れればガイドなしで操作することも可能。
別室のプレゼンテーションでは、PCを用いたカスタマイズや、Bluetooth機能を紹介。付属ソフト「Motion Editor」を用いた楽曲解析などのデモを行なった。 PCとはUSBで接続でき、SonicStage CPから楽曲の転送が可能。また、USB接続でHDDコンポ「ネットジューク」からの転送にも対応する。USBバスパワーによる充電も可能。 PC内の楽曲には、波形から自動で動きを割り当てることが可能。独自の音楽解析技術「12音解析」とビート抽出技術によって、音楽のムードやテンポ、コード進行に合った動きのパターンを生成できる。 また、カスタム機能では波形を見ながら任意の箇所に動きを指定でき、テンプレート「モーションパレット」も利用できるほか、イルミネーションの色や光り方も指定できる。作成されたパターンは、ユーザー同士で共有できるようにアップロード可能なサイト「Rollyモーションパーク」も計画している。 なお、本体に落下防止などの機能は備えていないが、「ずっと前進し続ける」といった動作も設定は可能。移動範囲が広すぎる場合はソフト上でアラートが表示されるという。
Bluetooth機能では、RollyをPCや携帯電話などのBluetoothスピーカーとして利用可能。ウォークマンにも別売送信ユニット「WLA-NWB1」を装着することでワイヤレス接続できる。なお、Bluetoothヘッドフォンなどへのワイヤレス伝送機能は備えておらず、イヤフォン出力も非搭載。 BluetoothのプロファイルはA2DP/AVRCPをサポート。PCなどの楽曲をストリーミング再生でき、Rolly側から再生/停止の操作も可能。Bluetooth接続時はRollyが楽曲を解析して動きをつける「セルフモーション」のみ利用可能で、カスタマイズした動きを伝送することはできない。
□ソニーのホームページ ( 2007年9月10日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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