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パイオニア株式会社は、ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioのデコードに対応したAVアンプ「VSA-AX4AH/AX2AH」を10月中旬より発売する。価格は上位モデルの「VSA-AX4AH」が22万円、「VSA-AX2AH」が17万円。
バージョン 1.3a対応のHDMI入出力端子を装備したAVアンプ。VSA-AX4Hの最大出力は220W×7ch(6Ω)でHDMI入力は4系統、VSA-AX2AHは200W×7ch(6Ω)でHDMI入力3系統。ともにTHX SELECT 2認定を取得している。 VSA-AX4Hは、プラズマテレビ「KUROシリーズ」と同時に発表した「VSA-LX70」と機能/性能は共通で、ボディカラーをシルバーとしている。VSA-AX4AHとVSA-AX2AHの違いは最大出力とHDMI入力の数、USBの有無、トリガー端子の有無など。 Blu-ray DiscやHD DVDビデオに採用されたDTS-HD Master Audio、ドルビーTrueHDのデコードに対応。これらの音声フォーマットをビットストリーム出力可能なプレーヤーと組み合わせることで、AVアンプ側でのデコードが可能。ドルビーデジタルプラスやDTS EXPRESS(BD/HD DVDのサブオーディオ、または放送用やメモリーオーディオ用などに、最大5.1ch音声を低ビットレートの固定データ転送方式でサポートするフォーマット)にも対応している。 また、スピーカー内のネットワークで音声信号を各ユニットに分配する際の時間的なズレを測定/分析して、補正する「フルバンド・フェイズコントロール」も搭載。ユニット間のズレや、スピーカー間の群遅延特性差も同時に補正でき、理想的なステレオ/サラウンド再生が行なえるという。 自動音場補正機能「Advanced MCACC」も搭載。スピーカーまでの距離測定を1cm単位で行なえ、より正確な距離補正が実現できる。付属のマイクを設置し、ボタン1つで自動計測/補正する「オート MCACC」モードも備えている。 HDMI Ver.1.3aのDeep Colorもサポート。最大12bitの色深度を伝送/表示できる。SD映像を最大1080pでHDMI出力できるアップスケーリング機能を装備。映像回路にはファロージャのDCDiを採用し、高速なI/P変換を実現している。 筐体には3次元スペースフレームを採用。パワーアンプは低インピーダンス化とモジュール最小化で不要輻射を低減したという「ダイレクト エナジー パワー エンジン」を採用。ΔΣ型の24bit/192kHz対応DACを搭載する。音源にあわせて最少の信号処理を自動選択する「ストリームダイレクト」も搭載する。 Windows Media Audio 9 Professionalのデコーダを内蔵。MP3などの圧縮音源を補正する「サウンドレトリバー」も搭載している。iPod接続用専用端子も装備する。 VSA-AX4AHでは、USB端子を備え、USBメモリやオーディオプレーヤーに保存したされた音楽ファイルを再生できるほか、Ethernet端子も装備。DLNAクライアント機能「Home Media Gallery」によりネットワーク経由でPC内のMP3、WMA、AAC、FLAC、WAV(リニアPCM)ファイルが再生できる。
□パイオニアのホームページ ( 2007年9月13日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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