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株式会社ケンウッドは、音質マイスターが監修しているコンポ「Kseries」の新モデルとして、独自の高音質化技術「Supreme EX」を搭載したCDチューナアンプ「R-K711」を10月上旬に発売する。価格は54,600円。組み合わせを想定したブックシェルフスピーカー「LS-K711」も用意しており、同じく10月上旬発売で価格はペアで23,100円。
■ R-K711 CDプレーヤーとアンプ、FM/AMチューナを一体化したモデルで、カラーリングはゴールドとブラックを用意する。最大の特徴は、同社HDDオーディオプレーヤー「Media Keg」シリーズなどで使われている、独自の高音質化技術「Supreme EX」を搭載したこと。CD-R/RWに記録したMP3、WMA、AAC(DRM非対応)ファイルの再生に対応し、それら圧縮音楽ファイルで失われた高音域を補間。原音に近い高音質再生が行なえるという。 音楽CDや外部デジタル入力再生時の適用も可能で、音楽CDの場合は収録されていない20kHz以上の高調波を再現。再生中の音源を判別し、「音楽CDモード」と「音楽ファイルモード」を自動で切り替え、最適な再生ができるという。 プリアンプはデジタルアンプで、独自のD.P.A.C.(Digital Pulse Axis Control)回路を搭載。ジッタを抑えながら、デジタル波形を整え、DACへ入力する。DACはWolfson製。高精度マスタークロック発振器による時間軸の管理と、専用巻き線による安定した電源供給も行なっている。 パワーアンプは差動3段構成のディスクリート構成。最大出力は30W×2ch(6Ω)。増幅過程で発生するノイズを制御しながら、利得の高い信号増幅が行なえるという。メイントランスには「メカ部」、「デジタル部」、「DAC部」、「アナログアンプ部」用にそれぞれ巻き線を用意。動作電流による干渉を抑え、各部へ最適化された電源供給を行なっている。 付属のマイクで、環境に合わせた音響設定を自動的に行なう「Auto Room EQ」機能も使用可能。測定後の効果を元に、好みの音場効果が得られるというRoom EQモードを、「NORMAL」、「WIDE」、「NIGHT」、「LIVE」、「VOCAL」の5種類用意している。 消費電力は70W。外形寸法は約270×369×126mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約5.6kg。
■ LS-K711 2ウェイ、2スピーカーのブックシェルフタイプ。エンクロージャはバスレフ。インピーダンスは6Ω。ツイータは2.5cm径のドーム型。大型マグネットを採用し、45kHzまでの再生が可能。ウーファは12cm径のコーンで、エッジの高さと幅を拡張したSラインエッジを採用。応答性能を高めたほか、新開発フレームの採用でスムーズな振幅を実現している。
クロスオーバー周波数は2.5kHz。再生周波数帯域は50Hz~45kHz。出力音圧レベルは85dB。外形寸法158×264×270mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4.3kg。
□ケンウッドのホームページ
(2007年9月19日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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