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NEC液晶テクノロジー株式会社は19日、ポータブルメディアプレーヤーなどでの利用を想定した4.1型液晶ディスプレイモジュール「NL8048HL11-01B」を発表した。10月1日よりサンプル出荷を開始、サンプル価格は2万円。1年間で30万台の出荷を見込む。 「NL8048HL11-01B」は、4.1型/解像度800×480ドット(WVGA)の低温ポリシリコンTFT液晶モジュール。ポータブルメディアプレーヤーやUMPC(Ultra Mobile PC)、小型放送機器用の表示デバイスなどの用途を想定する。タッチパネル機能を備えるほか、タイミングコントローラ、DC/DCコンバータも搭載。 画面表示部と同一のガラス基板上にゲートドライバなどの周辺回路を集積。基板周辺の配線数や、外部回路との接続線数を削減したことで、4.1型でWVGA表示を実現。1インチあたり約227ドットの高精細表示により、文字や画像をきめ細かく滑らかに再現するとしている。 また、RGBのガンマ値を独立制御可能な24bit(RGB各8bit)ソースドライバを搭載。1,677万色の同時表示を可能とし、用途に応じたガンマ値の設定も行なえる。
また、セルデザインやカラーフィルタ、バックライトシステムの最適化により、輝度350cd/m2と、NTSC比70%の広色域を両立したという。コントラスト比は400:1、視野角は上60度/下80度/左右160度。応答速度は25ms。 今回の新製品に合わせて、業界最高水準という500cd/m2を実現した4.3型/480×272ドット(WQVGA)の液晶モジュール「NL4827HC19-05B」も発表。サンプル価格は1万円で、11月上旬よりサンプル出荷を開始、1年間で50万台の出荷を目指す。 「NL8048HL11-01B」と同じくタッチパネル機能やタイミングコントローラを装備。コントラスト比は500:1、視野角や応答速度は「NL8048HL11-01B」と同じ。
□NECのホームページ ( 2007年9月19日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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