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ワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社(ワーナー・ホーム・ビデオ)は、映画「スキャナー・ダークリー」を12月14日にBlu-ray DiscビデオとHD DVDビデオの2フィーマットで発売する。価格はどちらも3,980円。 各フォーマットの映像や音声の仕様、特典内容などは決定していない。どちらも本編ディスクのみの1枚組みとなる。なお、DVD版は5月に発売されている(DLV-59417/3,980円)。
「ブレードランナー」や「トータル・リコール」などで知られるフィリップ・K・ディックのSF小説「暗闇のスキャナー」を、ロトスコープと呼ばれる手法で映像化した作品。 舞台は近未来のアメリカ。政府は腐敗し、社会には「物質D」と呼ばれる右脳と左脳を分裂させてしまう恐ろしいドラッグが蔓延。人々の権利はことごとく踏みにじられていた。 覆面麻薬捜査官(キアヌ・リーブス)は「物質D」の供給源を探るため、自らジャンキーとなりドラッグの世界へと深く潜入していく。だが、それが原因で「ジャンキーである自分自身を監視しろ」という不可解な指令が下されることに。そして、彼の中で捜査官である自分と、ジャンキーの自分という2つの人格が分裂し始め、恐ろしい事態へと発展していく……。 「ロトスコープ」とは、俳優を使って撮影した実写映像を、デジタルペイントでトレースしながら、アニメーションにしていくというもの。アニメでありながら生々しく、現実味のある映像を作ることができ、現実と妄想が交錯する作品世界を表現している。
監督はリチャード・リンクレイター。出演はキアヌ・リーブス、ウィノナ・ライダー、ロバート・ダウニーJr.ほか。
□ワーナー・ホーム・ビデオのホームページ
(2007年9月21日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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