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株式会社ルネサス テクノロジは25日、携帯電話向けのアプリケーションプロセッサ「SH-Mobileシリーズ」に、ワンセグ対応の2製品を追加した。 高画質化機能を備え、省電力化した「SH-MobileL3V2」(SH7362)と、機能を制限して低価格化した「SH-MobileUL」(SH7363)をラインナップ。10月よりサンプル出荷を行ない、1万個ロット時のサンプル価格(単価)は「SH-MobileL3V2」が2,800円、「SH-MobileUL」が1,500円。 いずれも、MPEG-4 AVC/H.264に対応する動画処理IPを搭載したアプリケーションプロセッサ。VGAサイズ/30fpsの映像をエンコード/デコード可能。MPEG-4のエンコード/デコードやVC-1デコードにも対応する。ワンセグ以外に欧州のDVB-Hや韓国のDMB方式にも対応可能。 「SH-MobileL3V2」は、3種類のガンマ補正や拡大エッジ強調などの高画質化機能を搭載。また、オーディオ専用に24bit DSPを備えており、従来製品に比べCPUの負担を軽減、低消費電力化によりテレビ視聴の長時間化を実現するとしている。 「SH-MobileUL」は、ワンセグ視聴機能に特化したことで周辺機能を限定したコストパフォーマンス製品。実装面積を従来比で30%以上削減できるという。 CPUコアは、両製品とも最大動作周波数266MHzの「SH4AL-DSP」で、最大処理性能は478MIPS。パッケージはいずれもBGAで、「SH-MobileL3V2」が281ピン、「SH-MobileUL」が224ピン。
□ルネサス テクノロジのホームページ ( 2007年9月26日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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