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CEATEC JAPAN実施協議会は、映像、情報、通信の総合展示会「CEATEC JAPAN 2007」を10月2日より開催する。会期は10月2日から6日までの5日間で、会場は幕張メッセ。入場料は1,000円だが、事前登録時は無料となる。来場者数は会期5日間で20万人を見込む。
最終出展者数は過去最大となる、895社/団体、3,199小間。うち海外からは、前年より65社増加の348社/団体(20カ国/地域)が出展し、全体の39%を占める。なお、参加国/地域数は、前年の26カ国/地域から6カ国減少しているが、「海外からの出展者数は増加し、約4割を占めるようになるなど、着実に国際的な展示会へと発展している」としている。 今年のテーマは「見える、感じる、デジタルコンバージェンス最前線。」。デジタルコンバージェンスがもたらす新しいビジネススタイルやライフスタイルを“体感”できるイベントを目指すという。 出展者数の増加や、見学環境の更なる向上のため、幕張メッセの利用ホールは、昨年の8ホールから全11ホールに増強。そのほか、イベントホールや国際会議場など幕張メッセの全施設を利用するとしている。 なお、今年から、コンテンツメーカーの出展ブースとして「デジタルコンテンツパビリオン(出展数20社)」と「デジタルコンテンツ コラボスクエア(出展数8社)」を設置。日本のコンテンツを総合的にアピールする「JAPAN 国際コンテンツフェスティバル(CoFesta)」のオフィシャルイベントに認定されたことを受けてのブース設置となる。
前日となる1日に行なわれた発表会では、CEATEC JAPAN実施協議会の、シャープ 町田勝彦代表取締役会長が登壇、「出展者数は895社で過去最大、幕張メッセ全てを使う大規模なものとなった。また、海外比率も39%となり、グローバル市場に大きなインパクトを与える展示会へと発展した」と概要について説明した。 また、「新たな試みとして、感性に訴える展示を加味すべく、デジタルコンテンツのパビリオンを新たに設置し、CoFestaの認定を取得した」と解説。最後に、「デジタル技術やITインフラの急速な進化は、従来の商品やサービスの垣根を越え、より豊かなライフスタイルを提案し、また自動車や医療などの世界とも深く融合し、より安全でより確実な社会を形成するのに大きく寄与する」とした。 ■ 各主要メーカーの出展概要 ● ソニー ソニーでは、1日発表の11型有機ELテレビ「XEL-1」を公開する。また、新型Blu-rayレコーダ「BDZ-X90」など4モデルのほか、液晶テレビ「BRAVIA」の新モデル、新型ウォークマン、スピーカー内蔵の踊る音楽プレーヤー「Rolly」なども展示される。 http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200710/07-114/index.html ● 松下電器産業 松下電器産業は、9月発売のプラズマテレビ「VIERAシリーズ」を中心としたプラズマ/液晶テレビ新製品の展示を行なう。また、VIERAと他の機器との連携機能「VIERA Link」などについても紹介するほか、プラズマ/液晶技術についても公開する。またBlu-ray/DVDレコーダ「DIGA」や「ハイビジョンDIGA」も展示する。 そのほか、AVCHDカムや、D7/C2Fine搭載フルHD液晶プロジェクタ「AE2000」も紹介。「D-Snap」や「D-Dock」などのオーディオ機器や、カーナビ「Strada」シリーズなども展示する。 http://panasonic.co.jp/exhibition/ceatec2007/ ● 東芝 東芝は、HD DVDレコーダの新機種を参考出展する。また、9月下旬より順次発売の倍速駆動/レグザリンク対応の液晶テレビ「REGZA Z3500」シリーズの展示や、「ダビング10」対応予定のDVD/HDDレコーダ4モデルなども紹介。 また、フルHD/MPEG-4 AVC動画記録対応「gigashot Aシリーズ」などのHDDビデオカメラ新モデルや、「トギレナイザー」搭載/4GBメモリ内蔵のワンセグプレーヤー「gigabeat V41」などのgigabeat新モデルも展示。そのほか、Cellのマルチコア技術などを採用する映像処理プロセッサ「SpursEngine」の開発サンプルを搭載したノートPC「Qosmio」次世代モデルのデモや、1.8型HDD、燃料電池などの技術展示も行なう。 ● シャープ シャープは、9月26日発表のBlu-ray Discレコーダ「BD-HDW20/15」を紹介。そのほか世界最大サイズとなる108型液晶テレビなど、同社液晶テレビ「AQUOS」の各ラインアップを一同に展示する。そのほか、厚さ2cmの超薄型液晶テレビなど、次世代液晶テレビのコンセプトモデルも展示される。 http://www.sharp.co.jp/corporate/news/070928-a.html ● パイオニア パイオニアでは、フルHDプラズマテレビ「KURO」と、Blu-ray Discプレーヤー、5.1chサラウンドシステム、AVマルチチャンネルアンプなどのホームシアターシステムを中心に展示を行なう。そのほか、ハイエンドオーディオシステムやカーナビなどの製品も紹介する。基礎研究技術においては、有機色素記録膜採用のBD-Rメディアとドライバ、光ファイバー多重伝送技術なども公開する。 http://pioneer.jp/press/release601-j.html ● 日本ビクター ビクターは「NEW 4Kプロジェクタ」の参考出品や、D-ILAプロジェクタの新モデルなどを展示。そのほか、同社の倍速ドライバ採用の液晶テレビ「LH805」シリーズの展示や、未公開のウッドコーンスピーカー搭載コンポ限定モデルなどが参考展示されている。 http://www.victor.co.jp/press/2007/ceatec2007.html ● 日立製作所 日立製作所は、薄さ1.9cmとなる32型液晶テレビの試作機を参考展示。そのほか、11月発売のiVDR対応フルHDプラズマなどの「Wooo」シリーズの紹介や、Blu-ray Discカム、超単焦点距離業務用フロントプロジェクタなどを展示する。 http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2007/09/0926.html ● 三菱電機 三菱電機は、携帯電話などからアクセスし、コンテンツ視聴が可能となるネットワーク対応のBlu-ray Discレコーダを参考展示する。また、液晶テレビ「REAL」シリーズや、DVD/HDDレコーダ「楽レコ」シリーズとの連携機能「REALINK」なども紹介。 そのほか、フルHD対応のホームシアタープロジェクターの紹介や、11月発売の140型/厚さ150mmのオーロラビジョンLED「Resolia」(レゾリア)のデモなども行なう。 http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2007/0913.htm □CEATEC JAPAN 2007のホームページ ( 2007年10月1日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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