|
2日より開幕した「CEATEC JAPAN 2007」。各会場で新製品のデモンストレーションが行なわれているが、ソニーは前日に世界初の有機ELテレビ「XEL-1」を発表、松下電器は開幕初日の2日にブルーレイ/ハイビジョンDIGAを発表したこともあり、両社のブースでの参考展示製品はあまり多くない。両社のブースの模様をレポートする。 ■ ソニーは有機ELテレビを中心に展開
ソニーは、ブースのデモスペースの多くを、1日に発表した11型有機ELテレビ「XEL-1」に割いて、“次世代の薄型テレビ”をアピールしている。 数十台の「XEL-1」をデモスペースに設置し、有機ELの画質性能や薄さなどをアピール。さらに、ビデオでは、プラスチックフィルム上に形成したフルカラーTFT駆動有機ELディスプレイの折り曲げデモなども紹介。有機ELの将来性をアピールしている。
また、27型/1,920×1,080ドットの有機ELテレビも参考出展している。製品化時期などは未定としている。
そのほか、新ブルーレイレコーダや、ワンセグ対応の新ウォークマン「NW-A910シリーズ」もお披露目している。
■ 松下はVIERA/DIGAを中心に
松下ブースでは、VIERAや新ブルーレイ/ハイビジョンDIGAを中心とした展示構成。 VIERA Linkやアクトビラ、ハイビジョンSDムービーなどの各種連携機能をアピールしているほか、VIERAやDIGAと組み合わせて、テレビ画面上でドアホンの画像を確認できるドアホン用PLCアダプタパック「VL-SP880」も紹介。無線LAN機能を内蔵したPLCアダプタも参考出品している。
また、DIGAに搭載したデジタル家電向けLSI「Uniphier」についてもデモを実施。世界初となる45nm製造プロセスで生産されたシステムLSIで、同LSIの採用により新DIGAのAVCリアルタイムエンコードやフルハイビジョン番組表の描画などを実現している。集積トランジスタ数は2億5,000万個。 UniPhierではミドルウェアの組み合わせにより様々なアプリケーションに対応可能で、AVCのデコードやフルHD画像の描画、BD-JAVAを用いて、フルHDの背景にフルHD解像度のゲームを重ねて表示するデモなどを行なっていた。 新UniphierをDIGAだけでなく、順次VIERAなど同社のデジタルAV機器に搭載予定としている。
□CEATEC JAPAN 2007のホームページ ( 2007年10月2日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|