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シャープ株式会社は15日、北米市場向けの液晶モジュールと液晶テレビの生産拠点である、メキシコ工場の中に、第2工場を新設。開所式を実施し、同社町田勝彦会長やメキシコ政府、地元政府関係者などが出席した。 メキシコ共和国バハ・カリフォルニア州にあるメキシコ工場は、'97年にカラーテレビの生産工場として操業を開始。液晶テレビの生産は2003年にスタートしたが、北米市場での液晶テレビの需要拡大に対応するため、北米で初となる、液晶モジュールから液晶テレビまでの一貫生産が可能な第2工場を建設したという。 第2工場への投資額は約1億7,000万ドル(約190億円)。工場全体の総投資額は約3億ドル(約337億円)。これにより、メキシコ工場の生産能力は、第2工場の操業開始時に月産20万台となる。今後は順次生産能力の増強を行ない、'09年度に月産40万台体制の構築を目指すという。なお、シャープでは北米の液晶テレビ需要を、'07年度で約2,300万台(前年比1.5倍)と予想している。
工場の敷地面積は199,000m2、建物面積は97,000m2で、内第2工場は55,000m2。従業員数は約2,300人で、'09年度には約4,000人まで増員予定。
□シャープのホームページ
(2007年10月16日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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