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小学館プロダクションとメディアネット ピクチャーズは10月29日、10月24日に発売したアニメのDVD-BOX「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」(MNSS-30001/50,400円)において、光過敏性発作(PSE)への対策のため、画像修正を行なっていることを明らかにした。 光過敏性発作とは、高速な光の点滅などを見ることで、痙攣を引き起こしたり、気分が悪くなるなどの症状が出るもの。'97年に放送されたアニメ「ポケットモンスター」で、子供達が病院に運ばれるなどの事故が発生した(ポケモンショック)。 これを受けて社団法人民間放送連盟は、「アニメーション等の映像手法に関するガイドライン」として、「“鮮やかな赤色”の点滅は特に慎重に扱う」や「1秒間に3回を超える点滅が必要なときは、5回を限度とし、かつ、両面の輝度変化を20%以下に抑える。連続して2秒を超える使用は行わない」など、細かい基準を定めている。 '96年から放送された「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」では、ミニ四駆と共に走っているキャラクター達がアップになるシーンなどで、画面が高速に点滅する箇所がある。DVD-BOXではこれらの箇所において、前のコマの表示を残すことで、残像が写っているような映像にするなどの変更が行なわれている。 小学館プロダクションとメディアネット ピクチャーズはこれについて、「ミニ四駆レースの疾走感をだすための道路・背景表現が基準の数値を超えるものが多用されておりましたので、皆様の安全を考えまして、全編に渡り基準にあわせた修正を行なっている」と説明。
さらに、12月19日に発売を予定している「爆走兄弟レッツ&ゴー!! WGP」と、2008年2月20日発売の「レッツ&ゴー!! MAX」についても、同様の処理を行なっているとし、ユーザーに理解を求めている。
□DVD-BOXの専用ページ
(2007年11月5日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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