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カシオ計算機株式会社は、民生用デジタルカメラとして世界最速という、60枚/秒の超高速連写が可能なデジタルカメラ「EX-F1」を3月下旬に発売する。ブランド名は「EXILIM PRO」。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13万円前後の見込み。当初月産台数は10,000台。 総画素数660万画素、有効画素600万画素のデジタルカメラ。容量は未定だが、大容量メモリを内蔵。カードスロットはSD/SDHCメモリーカード、マルチメディアカード、マルチメディアカードplusに対応する。なお、動画の連続撮影可能時間や、対応メモリーカードの容量など、詳細な仕様は未定。 最大の特徴は、1/1.8型の高速CMOSセンサーと高速処理LSIを搭載したことで、600万画素の静止画で60枚/秒の超高速連写が可能なこと。内蔵メモリをバッファとして使い、1回の連写で最大60枚まで撮影できる。最大記録解像度は2,816×2,112ドット。 動画撮影にも対応しており、フルHD解像度の1,920×1,080ドット/60i、1,280×720ドット/30pでの撮影が可能。撮影モードはFHD HQ/Normal、HD LPの3モードを用意。FHDがフルHD解像度での撮影となる。また、640×480ドット/30fpsのSD撮影モードも備える。動画はMOVファイル形式で、コーデックはMPEG-4 AVC/H.264。
また、スローモーション動画の撮影も可能。512×384ドット(300fps)、432×192ドット(600fps)、336×96ドット(1,200fps)での撮影ができ、決定的瞬間や肉眼では見えない動きも撮影可能という。同社では「今まで体験したことのない撮影ができる全く新しいジャンルのデジタルカメラ」と説明している。 ほかにも、シャッターを押す前の画像を60枚/秒の高速連写で最大60枚記録する「パスト連写」や、目の前の素早い動きを液晶モニターでスロー表示し、任意の瞬間にシャッターを押して静止画撮影する「スローライブ」機能も用意。 暗い場所でも高速連写を可能にする「フラッシュ連写」機能では、最速7枚/秒のスピードで最大20枚までフラッシュを使った連写が可能。また、内蔵LEDライトを使えば、10枚/秒から60枚/秒の高速連写も行なえる。 レンズは35mm換算で約36~432mmの12倍ズーム。F値は2.7~4.6。TFT液晶ディスプレイを採用した2.8型モニター(959×240ドット)に加え、0.2型液晶の電子ファインダーも備えている。
USB/AV端子、HDMI mini出力、外部マイク端子などを装備。ステレオマイクを内蔵するほか、モノラルスピーカーも内蔵している。外形寸法は127.7×130.1×79.6mm(幅×奥行き×高さ)。本体のみの重量は671g。電源はリチウムイオン充電池を使用する。
□カシオのホームページ
(2008年1月7日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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