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米Pioneerは6日(現地時間)、7日から開幕する「2008 International CES」を前にプレスカンファレンスを開催。50型で薄さ9mmという超薄型パネル技術を採用したプラズマテレビを2009年以降に発売すると発表した。試作機が7日より同社ブースに展示される。 プレスカンファレンスでは、“PROJECT KURO”のコードネームで開発されている50型プラズマディスプレイのデザインコンセプト2モデルを発表。1モデルは薄さ9mmのパネルを実現し、他方は“コントラスト比が測定できないほど完全な黒”を実現したという。いずれも価格は未定。 両モデルとも50型/1,920×1,080ドットのフルHDパネルを採用。テレビチューナは非搭載で、製品化の際には別筐体となる見込み。消費電力は従来モデルと同等としている。 薄さ9mmのモデルは、ガラス部を含むパーツの薄型化により、パネル部を9mmまで大幅に薄型化。試作機の重量は18.6kgで、壁掛けも容易に行なえるという。 高コントラストモデルは、パネルに600以上あるセル内での予備放電を無くすことでコントラスト比を向上。「従来の測定器では測ることができないほどのコントラスト性能を実現し、コントラスト比論争に終止符を打つパネル技術」としている。 両コンセプトモデルは、「テレビとしての製品化にはいくつかの技術的なブレイクスルーが必要(塩田氏)」としており、2009年以降の発売を見込む。将来的には、2つの技術を合わせた製品も計画するという。
□2008 International CESのホームページ(英文) ( 2008年1月6日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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