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CES 2008に出展する海外メーカーの中から、テレビやBDプレーヤー関連の新製品が充実していたサムスン、フィリップス、LG電子のブースを紹介する。
■ サムスン
最も注目されたのは、「世界最大級」のフルHD有機ELテレビだが、BD/HD DVD両対応プレーヤーの新モデル「BD-UP5500」を展示。
BD-ROM Profile 1.1に対応するほか、HD DVDのHDiもサポート。米国では5月発売を予定し、価格は599ドル。 そのほか、BDプレーヤー一体型のシアターシステム「HT-BD2」を展示。BDプレーヤーと7.1chスピーカーで構成され、アンプ出力は総合1,100W。1月発売予定となっている。
■ フィリップス
Profile 1.1対応のBDプレーヤー「BDP7200」を展示。4月発売予定で、価格は349ドル。HDMIはバージョン1.3。Deep Color、1080/24pにも対応する。 また、ワイヤレスオーディオシステムの新製品として、「WACS7500」と「WAS7500」を展示。サーバーの「WACS7500」は80GB HDDを内蔵し、CD約1,500枚分をリッピングできる。 スピーカー内蔵のクライアント「WAS7500」へ無線LANで伝送する。最大で5つまでのクライアントに伝送可能。オプションでiPod用ドックも用意する。4月発売で、価格は「WACS7500」が999.99ドル、「WAS7500」が299.99ドル。
iPod周辺機器では、ビデオ対応iPodの映像をテレビなどに出力するクレードル型の「HOMEDOCK DELUXE」を展示。映像出力用のアダプタは他社からも多く出ているが、この製品の特徴は、外部出力利用時に、iTunesのようなGUIで操作できる点。音楽/動画などからメニューを選択し、アルバムのジャケット表示では「cover flow」のようなスクロールが利用できる。 出力端子としてHDMIとコンポジットを搭載。光デジタル音声出力とアナログ音声出力も備える。2008年春に発売予定で、価格は199ドル。
■ LG電子
12月より発売中のBD/HD DVD両対応プレーヤー「BH200」(799ドル)を展示。また、PCドライブの新モデルとして、BD-R/RE記録とHD DVD再生対応USB外付けドライブ「BE06」を5月に発売する。価格は499ドル。BD-Rの記録速度は世界最速となる6倍速。
シアター関連では、マーク・レビンソン氏が監修したDVDシアターシステム2モデルを展示。型番は「AP3133」と「LHT888」で、今回のCESが初公開となる。 AP3133は、150W×7ch AVアンプと7.1chスピーカーで構成。DACは24bit/196kHz対応のTI製バーブラウンPCM1786。DVDの1080pアップスケール機能も備える。LHT888は、「シャンパングラスのスリムな形状にインスパイアされた」というデザインのスピーカーを採用する5.1chシステム。フロント/リアスピーカーには2.4GHz帯のデジタル無線伝送を用いる。 マーク・レビンソン氏は発表に際し「オーディオを知り尽くしたベテランでもノックアウトされるだろう」とコメントしている。
□2008 International CESのホームページ(英文) ( 2008年1月11日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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