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米Appleは現地時間の15日、iPod touchとiPhoneに、新しいソフトウェアを追加するアップデートを実施すると発表した。iPod touchにはiPhoneに搭載されているようなメールソフトなど、5個のソフトが、19.99ドルで購入/追加できる。ただし、今後出荷されるiPod touchには、これらのソフトがプリインストールされるため、有料アップデートは既存のユーザーのみを対象としている。 なお、日本のアップルジャパンも16日より、iPod touch向けに追加ソフトのダウンロード販売を開始。iTunes経由で購入でき、価格は2,480円。 iPhoneには無料で、iPod touchと同様に、ユーザーの現在位置を地図表示するソフトや、Webページをクリップ保存できるソフト、楽曲再生時に歌詞表示が行えるソフトなどが追加される。
「iPod touch」に追加されるのは「Mail」、「Maps」、「Stocks」、「Weather」、「Notes」の合計5個。メールソフトはGoogleの「Gmail」や「Yahoo! メール」、「.Macメール」などもサポート。画像付きのメールにも対応するほか、PDF、MicrosoftのWord/Excel形式の添付ファイルも表示できる。
「Maps」は、Googleマップを使った地図ソフト。touchが接続している、最寄りの公衆無線LANの位置情報から、ユーザーの現在位置を地図表示、もしくは航空写真を使って表示する。目的地をポイントすることで、そこまでの距離や所要時間などを表示。ベストなルートを検索できる。 「Stocks」は株価情報を表示するソフト。「Weather」は各地の天気予報を表示することができる。「Notes」はtouchのソフトウェアキーボードで書き込み可能なテキスト作成ソフトで、メモ取りなどに使用できる。
また、音楽再生機能も強化。新たに歌詞表示をサポートする。さらに、ブラウザの「Safari」も機能強化され、お気に入りのWebサイトやWebアプリケーションをクリップ。ホーム画面に追加し、手軽にアクセスできるようになる。ホーム画面のカスタマイズもサポート。Dockのアイコンの入れ替えや、ボタンの並べ替え、Webクリップの追加などが行なえ、最大9つのホーム画面に渡り、Webクリップを登録できる。
iPhoneにも、touchと同様の「Maps」が追加されるほか、SafariでのWebクリップも可能になる。さらに、ホーム画面のカスタマイズや音楽再生時の歌詞表示もサポートする。また、グループ指定した複数人のユーザーに、テキストベースのショートメッセージを同時送信する機能も使用できるようになる。 なお、米Appleでは、iTunesやApple TVで映画などのコンテンツをレンタル視聴できるサービスを現地時間の15日から実施。購入したコンテンツはiPod touchやiPhoneでも視聴できるようになっており、今回のアップデートにはこうしたレンタルサービスへの対応も含まれている。
また、米Appleのスティーブ・ジョブズCEOは、iPhone/iPod touch向けのアプリケーションを、サードパーティーが作成できるようにするSDK(Software Development Kit)を2月に公開する計画を明らかにしている。
□アップルのホームページ
(2008年1月16日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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