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ヤマハ株式会社は、「デジタル・サウンド・プロジェクタ」の新モデルとして、HDMI入出力端子を装備し、VIERAやREGZA、Woooなどとの連携に対応する「YSP-3000」を2月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12万円前後の見込み。 また、37~46型の薄型テレビに対応するAVラックとYSP-3000をセットにした「YSP-LC3000」と「YSP-LCW3000」も2月上旬に発売。価格はともにオープンプライスで、店頭予想価格は15万円前後の見込み。
■ YSP-3000
ワンボディの筐体内に、小型スピーカーを多数内蔵し、音をビーム状に放射。放射した音を壁に反射させてサラウンド再生する「デジタル・サウンド・プロジェクタ」の新モデル。32型以上の薄型テレビとの組み合わせを想定しており、ボディカラーはブラックとシルバーの2色を用意している。 磁気回路を強化した4cm径のビームスピーカー×21と、10cm径のウーファ×2を搭載し、再生音の表現力と明瞭度を向上。アンプ部の出力は、20W×2ch(ウーファ)と、2W×21ch(ビームスピーカー)の総合82Wで、電源部の強化により低音再生能力を高めている。また、別売のサブウーファ(YST-FSW150/100/050)も用意されている。 付属マイクで、利用する部屋の音響特性を測定し、音響処理やビーム特性を最適化する「インテリビーム」を搭載。約3分の測定を行なうだけで、部屋の環境に合わせた視聴環境を構築できるという。 ビームモードは、5.1chサラウンドを忠実に再現するという「5ビーム」のほか、広いリスニングエリアで多人数で映画を楽しめる「3ビーム」、音楽DVDなど向けの「ステレオ+3ビーム」、広がりある音場再現を可能にする「マイサラウンド」、ステレオ音楽用の「ステレオ」、ホームパーティ向けという「5ch」ステレオの6モードを装備。新搭載のマイサラウンドは、ダイマジックのEUPHONY技術とヤマハのビーム再生方式を融合し、YSP-3000に最適化したものという。 ドルビーデジタル、DTS、AACなどのデコードに対応。ドルビープロロジックIIや、DTS Neo:6もサポートする。また、同社独自の「シネマDSP」も搭載しており、「映画」、「音楽」、「スポーツ」などのモードが利用できる。MP3などの圧縮音楽ソースを高音質化する「ミュージックエンハンサー」も備えている。
HDMI入力端子を2系統、出力端子を1系統装備し、1080pまでのリピート出力に対応する。また、松下電器のVIERA/DIGAシリーズなどで採用している「VIERA Link」、東芝の「レグザリンク」、日立Woooシリーズの「Woooリンク」などのHDMI連携機能に対応し、対応テレビのリモコンからYSP-3000の電源ON/OFFや、ボリューム調節、出力切り替えなどが行なえる。 HDMI以外の入力端子は、アナログ音声×3(RCA)と、光デジタル×3、同軸デジタル×1を装備。出力端子はサブウーファ×1、コンポジット映像×1、サブウーファ用のシステム制御端子を装備する。消費電力は37W。外形寸法は800×152×155mm(幅×奥行き×高さ)、重量は11.5kg。リモコンやオプティマイザーマイク、マイクスタンドなどが付属する。 ■ YSP-LC3000/LCW3000
YSP-3000とAVラックをセットにしたAVシステム。YSP-LC3000には、ピアノフィニッシュ天板を採用したラック「TLC-PF1100」をセットにしており、YSP-LCW3000には、強化ガラスを使ったAVラック「ALC-SP1100」を組み合わせている。 ラックはともにキャスター付きで、32~46型テレビの設置を想定している。ラック部の外形寸法はYSP-LC3000が1,100×450×400mm(幅×奥行き×高さ)、YSP-LCW3000が1,100×450×430.5mm(同)。
□ヤマハのホームページ ( 2008年1月17日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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